掃除機496方式(英語名:HAL496 Systems)による英語などの学習方法を提唱するブログです。英文に関して、解説・対訳などの掲載を中心としています。訳し方は、そのときの状況によるので、直訳っぽいのもあったりします。転載及び2次使用可。(C) no rights reserved / aucun droits réservés / keine Rechte vorbehalten / 著作権全面放棄

4.13.2008

Black Sheep and Silver Spoons(註釈)

Black Sheep and Silver Spoons

黒い羊と銀の匙(さじ)

▼題名のBlack SheepSheepは複数形。

Its a strange world of language {in which S skating on thin ice can get you into hot water}.

a strange world of language : 言語の奇妙な世界;奇妙な言語の世界▼「奇妙な言語の世界」の語順が一般的な訳し方だと思う。

(in) which : 関係代名詞。先行詞はa strange world of language

to skate on thin ice : 薄氷を踏む;危ない橋を渡る;危ない芸当[綱渡り]をやる;危険な状態にある;際どい問題を扱う▼イディオムとしてはこれらの訳となる。直訳は「薄い氷の上でスケートをする」で、ここではイディオムとしての意味を含みつつ、文字通りの意味も表しているようで、きちんと訳すのはむずかしそうである。

skating on thin ice : skatingは動名詞で、関係代名詞節内の主語部分を構成する。「薄い氷の上でスケートをすることは」

can : …する可能性がある;…することがあり得る;…する[になる]ことがある;…しない[にならない]とも限らない;…しかねない▼以上の訳語を憶えておくと、なにかと便利。

get O into : Oを…(の中)に入れる

hot water: 湯;温水;熱水;熱湯(略)HW:困った状況;トラブル;窮境;苦境;困難;不名誉▼形容詞はhot-water

get you into hot water: 直訳:あなたを熱湯の中に入れる:イディオムの意味を入れた訳:あなたに困った状況をもたらす;困難を引き起こす

Its a strange world of language {in which skating on thin ice can get you into hot water}.

=Its a strange world of language + Skating on thin ice can get you into hot water in the strange world of language.

Franklin P. Jones

Franklin Pierce Jones: フランクリン=パース=ジョーンズ▼素性は不明。ウェブ上の引用に関するサイトでは、アメリカのビジネスマン(1887-1929)としていたり、アメリカのユーモリスト(1853-1935)であるとしたりしている。また、別の資料によれば、1851223日に生まれ、バージニア州で19351129日に没したという情報もあるし、1874年に生まれ、ミズーリ州で農業を営んだのちに、オクラホマ州クリントンで家具店を繁盛させたという情報もある。結局、よくわからない人。だけど、引用quotationsはたくさん残っている。

0.

English is full of idiomatic expressions.

be full of …: …でいっぱいである;…で満ちた

idiomatic : いかにもその言語らしい;慣用語法にかなった;イディオムを含む;慣用的な▼idiom には「(ある言語独特の)特質」という意味があり、idiomatic English は「慣用的な英語」ではなく「英語らしい英語」と訳すのが適切とする意見もある。

expression(s) : 表現;言い回し

idiomatic expressions : いろいろと訳しようがあるだろうが、このレッスンではidiomsとされるものを直接的に扱っているので、「イディオムを含む表現」でよいと思う。また「慣用的な表現」でもよいだろうし、「英語特有の表現」などでもよいかと思う。

Heres a dialog for you.

Heres …: ここに…がある

a dialog : 対話;会話▼イギリスつづりではdialoguedia-は英語のbetweenの意味で、ギリシア語で「2」はδι (di)logueはギリシア語のロゴスλογος(ことば)に由来する。基本は2人で行なうもの。3人でする座談会は「鼎談(ていだん)」という。「鼎(かなえ)」は古代中国の金属製の器で、ふつう3本の脚がついているから。

Read it and see [if you can make sense of it].

it = the dialog

see if …: …かどうか、確かめる▼if …は名詞節で、seeの目的語部分となっている。

to make sense of …: …を理解する= to understand▼この表現の意味を知らなくても、つぎの文にIf you don’t understand itと書いてあることから、to understandか、それに近い意味だと推測できる。to make senseだと「筋が通っている;意味をなす」の意味。

If you don’t understand it, just keep on reading the text.

just : とにかく;ただ…だけ;ちょっと;たった…だけ

keep on doing …: …し続ける▼onは副詞で、「ずっと;どんどん」の意味。スイッチがonになっている、つまりスイッチが入っているようなものをイメージすればよいかと思う。

the text : テキスト;文章;本文▼「文」だけでもよいかと思う。

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Jane:

Harry, you were born with a silver spoon in your mouth, but now youre the black sheep of the family.

Harry : ハリー▼Henryの愛称。英国王室のCharles皇太子の次男はHenryだけど、大衆紙などで、Harryと表記されていることがある。

a silver spoon: 銀のスプーン;銀の匙(さじ):富▼富の象徴。あと、関係ないけど、西武池袋線江古田駅の北口近くにある江古田ゆうゆうロードという商店街には「銀のさじ書店」という本屋さんがある。これは、中勘助の『銀の匙』という作品に由来するんじゃないかと思っているが、確かめていない。

with a silver spoon in your mouth : 銀の匙を口にした状態で→銀の匙をくわえて▼withは「…しながら;…した状態で」の意味。a silver spoon in your mouthは「口の中の銀の匙」ではなく、「銀の匙を口に入れている」という意味。a silver spoon in your mouthの部分にはnexus(ネクサス、主語=述語関係)があり、言ってみれば、a silver spoon in your mouthの部分には、A silver spoon is in your mouth.(銀の匙が口にある→銀の匙をくわえている)という主語=述語関係がある。だから、you were born with a silver spoon in your mouthの部分の直訳は「あなたは、銀の匙を口にある状態で生まれた」となる。

be born with a silver spoon in your mouth : 銀の匙をくわえて生まれる→裕福な家庭に生まれる由来:金持ちの親は子どもに銀のスプーンで食べさせて育てるから。ヨーロッパの貴族って、アレルギー体質の人が多かったのかもしれないと思ってしまったんだけど。

the black sheep : 黒い羊→(家族・組織の恥または迷惑となるような)厄介者

the black sheep of the family : 一家の厄介者;一家の面汚(つらよご)し;一家の持て余し者▼黒人差別につながる差別的表現となることもあるので使わないほうがよいらしい。

Harry:

I know, Jane.

Somehow I can never make ends meet.

somehow : どういうわけか;どうしたものか;どことなく;どうも;なんとなく:どうにかして;なんとかして;ともかくも;なんらかの形で

to make O do: Oするようにする;Oさせる

to make ends meet : 直訳:終わりが合うようにする;端が合うようにする収支が一致させる;家計の収支を合わせる;分相応に暮らす;収入の範囲内でやりくりする▼endが「終わり」ということから、「尻」を連想して、「帳尻を合わせる」という訳はどうでしょうかというメールがありました。「帳尻」とは、辞書によれば「帳簿の記載の最後のところ。また、収支の最終的計算」のこと。なるほど。そういえば、教科書の7ページ10行目にもthe bottom(底;お尻)も使われている。これは思いつかなかった。うまいなあ。

I tried selling used cars and I went broke.

to try doing: 試しに…してみる

to try doingto try to doの違いは『ロイヤル英文法改訂新版』のp. 539の下のほうに書いてある。基本的には、to try doingはそれができる能力があるときにどういう結果になるかを知るためにやってみるときに使い、to try to doは、できるのか、できないのかわからないことを確かめるためにやってみるときに使う。『ロイヤル英文法改訂新版』の解説をそのまま写しましょう。ちょっとレイアウトを変えて、色もつけています。

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参考 try ~ing/try to ~

try ~ing〉は「(結果を見ようと)ためしにやってみる」の意味を、〈try to ~〉は「(何か困難なことを)しようと努力する」の意味を表す。

過去形の場合:〈try ~ing〉だとその行為自体はとにかく実行されたことを意味するが、〈try to ~〉では、できたかどうかは文脈次第。

I tried lifting the stone. It was very heavy.

(私はその石を持ち上げてみた。とても重かった)〔実行〕

I tried to lift the stone, but it was too heavy.

(私はその石を持ち上げようとしてみたが、重すぎた)〔失敗〕

未来形の場合:どちらも使えるが、意識の違いがある。

Im going to try cooking beef stew this evening.

(今晩はビーフシチューにしてみるつもりです)〔今晩の夕食の予定〕

Im going to try to cook beef stew this evening.

(今晩はひとつビーフシチューを作ってみようかなと思っています)〔食べられるものになるかどうかはわからないが〕

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used cars : 中古車▼イギリス英語ではsecondhand car。「中古」のことを日本のお年寄りが「セコハン」といったりするのはsecondhandに由来するらしい。

broke : adjective(形容詞)無一文の;一文なしの;金欠で;金欠病にかかって;破産して;火の車で▼動詞が形容詞になる場合に、いちばん多いのが、過去分詞形が形容詞になるというものだが、これだけは、どういうわけか、過去形が形容詞化している。なんか、不思議な感じがしたので、最初は、だらけた発音をしているうちに、過去分詞のbroken-nが脱落したのかなと考えたが、もしそうであれば、go broke’のようにがつくはずだ。そういう例はひとつも見当たらないから、このbrokeはもとからこのつづりであった可能性が高い。いろいろと辞書を引いてみたところ、ありました。The Concise Oxford Dictionarybrokeの項の最後にこう書いてありました。[(adj.) archaic past part. of BREAK1]adj.adjective(形容詞)で、archaicは「古風な」の意味で、past part.past participle(過去分詞)。つまり[(形容詞)BREAK1の古英語の過去分詞]ということだそうです。

to go broke : 無一文になる;倒産する;破産する;破綻(はたん)する▼to go mad(気が狂う)、to go bad(腐る)、to go bold(禿(はげ)げる)、などと同じで、ここでのgoは「…になる」の意味。

Then I tried the stock market and I got taken to the cleaners.

then : その次に;それから;次に;その後;間もなく

try …: 試す;やってみる;試みる;企てる;試験する;…に当たってみる

stock: 株;株券;株式;株価;国債;社債

market : 市場;市況;相場

the stock market : 株価;株式市況;株式市場;株式相場;株式売買;株式取引所;証券市場

to try the stock market : 株式相場を試してみる→株に手を出す

get …:(~の状態に)なる;(~するに)至る▼

the cleaners : クリーニング屋;掃除機;掃除人:クリーナー;洗浄剤

to take O to the cleaners : (賭け・詐欺などで)Oの金をなくさせる;Oを無一文にさせる;Oに有り金を失わせる;Oをすっからかん[すってんてん]にさせる;Oから金を巻き上げる;Oをだます:Oを激しく非難する;Oを完膚なきまでたたきのめす:Oをクリーニングに出す

I got taken to the cleaners : 順をおって考えてみよう。

Somebody took me to the cleaners.

ある人が私をクリーニング屋に連れて行った。

→ある人が私から金を巻き上げた。or ある人が私を無一文にさせた。

I was taken to the cleaners.

私はクリーニング屋に連れて行かれた。

→私は金を巻き上げられた。or 私は無一文にさせられた。

I got taken to the cleaners.

私はクリーニング屋に連れて行かれた状態になった。

→私は金を巻き上げられた状態になった。or 私は無一文にさせられた状態になった。

→金を巻き上げられた。or 無一文になった。▼株に手を出して、お金がなくなったのであれば、自己責任なので、受動態のままで表現するのは適切ではないと思われるので「無一文になった」とするのがよいと思って、最初にそうしたところ、「無一文になった」に違和感があり、「金を巻き上げられた」としたほうがよいという指摘を受けた。最初は「無一文になった」にどうして違和感があるのかわからなかったが、しかし、ハリーが責任逃れをしているのを強く出したほうがよいと考えるのであれば、「金を巻き上げられた」「無一文にさせられた」としたほうがよいということだろう。▼「…の状態になる」の意味のto getの後ろに過去分詞が置かれるのはよくある。もともと「to get+形容詞」で「…になる」だったのが(たとえばto get wet in the rain(雨に濡れる))、「to get+形容詞化した過去分詞」も使うようになり(たとえばto get lost(迷子になる))、その後、「to get+形容詞化していない過去分詞」(例は教科書の上記の英文)も使うようになったのではないかと思うが、本当のところは不明。

When it comes to business, Im just a babe in the woods.

when it comes to …: …のこととなると;…に関して言えば

business : ビジネス;商売;(商)取引:事業;仕事

just : 実に;まさに;全く

a babe : 赤ちゃん;赤ん坊;乳児;幼児:うぶな人;世間知らず▼a babeは文語。a babyともいう。特に歩けない子どものことを指す。よちよち歩きができるようになると、a toddlerという。英語の通信販売では子供服のところで、toddlerをよく見かける。▼戦前のニューヨーク=ヤンキーズNew York Yankeesで活躍したベーブ=ルース“Babe” Ruthは童顔だったため、そう呼ばれた。

the woods :

a babe in the woods : だまされやすい人;経験の浅い人;世間知らず;カモ▼文字通りには「森の中の赤ん坊」▼由来は、孤児の兄妹が遺産目当てのおじに頼まれた悪漢に森に捨てられ, 夜中に死んでしまうという英国の民謡から。

Everybody takes advantage of me.

everybody : あらゆる人;だれでも▼everybodyはイギリス人がよく使い、アメリカ人はeveryoneをよく使う傾向がある。dialogはアメリカつづりなのに、everybodyを使っているのはちょっと気になるのだが。

advantage : 得;好都合;利益;便宜;効果:有利な点;有利(性);利点;長所;強み;優位

takes advantage of …: …をうまく[巧みに]利用する;…を好きなように利用する;…を活用する:…を悪用する;…の無知につけ込む;…の弱味につけ込む;…をだます

Jane:

Its not other people. Its you.

other people : ほかの人たち

Its not other people. : 直訳は「ほかの人たち(のこと)ではありません」となるが、責任逃れの発言をしているハリーに業を煮やしたジェーンが言っているということから「他人のせいにしてはだめだ」くらいの意味になるんじゃないかと考えた。同様にIts you.も「あなた(のこと)です」が直訳で、意訳すると「自分の責任でしょ」くらいになるかと思った。ItsItが指しているのは、漠然と「ハリーが中古車販売で失敗して、株でも失敗したこと」だとされるだろう。で、このブログでよくやるように、引用符(“…”)でくくって検索にかけると、Googleでは引用符の中の文字列のとおりのものしか検索しないので、それを利用して、Its not other people.”の用例を調べてみた。出典は省略。

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Only one thing will keep you from changing and becoming the person {you and God want you to be}. Its not the devil. Its not other people. Its not circumstances. Its procrastination.

拙訳:たったひとつのことが、あなたが変化することと、あなたと神があなたになってもらいたいと人物になることを妨げる。それは悪魔ではない。他人ではない。環境ではない。いつまでも決断しないことである。

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The problem is within. Its not parents. Its not other people. Its not our circumstances. Its us.

拙訳:問題は心の内にある。両親ではない。他人ではない。環境ではない。私たちなのである。

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It changed my relationships with other people, with friends, with people near me, because I realized [that its not other people {who create your unhappiness}].

拙訳:それ[=臨死体験]は他人や友人や身近な人々との関係を変えた。なぜなら、しあわせをもたらすのは他人ではないということに気づいたからである。

Its not other people. Its you.Itは、漠然と「ハリーが中古車販売で失敗して、株でも失敗したこと」を指していると述べた。これはこれで問題ないと思うが、歴史的には、its not other people {who create your unhappiness}.のようなもののwhoが省略されてできた表現だと考えられるようだ。ただ、それだけなんだけど。なお、its not other people {who create your unhappiness}.は、its not other people {that create your unhappiness}.という強調構文のthatwhoに変わったもの。それにしても、上記の例文のほかにも、ウェブでいろいろと目を通したところでは、Its not other people.は、教科書での使い方と同じで、説教したり、教え諭したりするときに使う表現らしい。

Quit O trying to pass the buck.

to quit …: …をやめる▼Appleのパソコンで画面を閉じるときのコマンドが「Ctrl + Q」なのは、quitからきているそうだ。

to quit doing …: …するのをやめる

to try to do …: …しようと試みる

to pass …: …を手渡す;…を渡し回す

the buck : 〈米〉ドル;金:バック▼ポーカーでディーラーであることを示す印。鹿の角でできた柄のナイフがつぎの親の前に置かれたことから:責任:(シカやウサギなどの)雄;雄ジカ

to pass the buck : 責任転嫁する;責任を転嫁する▼文字通りの訳は、牡鹿を渡す;バックを回す;鹿の角でできた柄のナイフを渡す、などになるだろう。

Harry:

Youre right.

right : 正しい;正当な

I have to turn over a new leaf.

to turn over …: …を回転させる;…をひっくり返す;…を裏返しにする;(ページを)めくる▼手紙や書類の下にP.T.O.またはp.t.o.と書いてあれば「裏面に続く」のことだが、これはPlease, turn overの略で、「めくってね;ひっくり返してね」の意味。また、overは副詞で「ひっくり返して;逆さまに」の意味。

a leaf : 葉;(本の)紙葉▼本を構成する紙の一枚を指す言葉で、一丁、二丁と数える。折った紙葉の半分を指すこともあり、その場合は2ページに相当する。ここでは「ページ」と訳してかまわないだろう。

to turn over a new leaf : 心を入れ替える;(今までの素行を改めて)再出発する;生活を一新する;真人間になる▼文字通りの意味は「新しいページをめくる」

From now on, the buck stops here!

From now on : 今後は;これからは;今からずっと▼onは副詞で「ずっと」の意味。cf. from then on(そのときからずっと)

the buck : 〈米〉ドル;金:バック▼ポーカーでディーラーであることを示す印。鹿の角でできた柄のナイフがつぎの親の前に置かれたことから:責任:(シカやウサギなどの)雄;雄ジカ

the buck stops here : 責任は私が取る。アメリカの第33代大統領トルーマン(1884-1972)が自分の机に記した言葉。他の人はどんどん責任を転嫁(pass the buck)していっても、最後は大統領の所でとめるという決意を示したとされる。

* * *

05A

You probably know every word in the dialog, but did you understand the meaning?

probably : おそらく;たぶん▼perhaps(たぶん)は文頭においてよいが、probablyは文頭に置くことがないような気がする。maybeは文頭に置くことがあるようだ。

every …: あらゆる…;いかなる…;どんな…も;すべての…

word : 単語;語;ことば▼言語学などでは「語」や「ことば」を使う傾向があるように思う。言語学関係の人は、「言葉」は、当て字なので使わない人が多い気もする。「ことば」は「事の端」からきている。

the dialog : 対話;会話

to understand …: …を理解する;…がわかる

the meaning : 意味▼関係ないけど、リチャーズI. A. RichardsとオグデンC. K. Ogdenは『意味の意味』The Meaning of Meaningという本を書いている。オチはない。

06A

If not, its (because much of the meaning is carried in its idioms).

If not : もしもそうでないならば = If you do not understand the meaning (of the dialog)▼この1つ前の文に…, but did you understand ?とあるけど、If you did not understand とすると仮定法過去になってしまうので、まずいと思う。

its because …: …だからである;…が原因である

much of …: …の大部分;…の大半;…の多く

the meaning : 意味

to carry …: …を伝える

in its idioms : イディオムで;イディオムという形で▼ここでのinは表現形式などを示すもので、in Englishinと同じ。

idiom(s) : イディオム;慣用語法;慣用語

…, its (because much of the meaning is carried in its idioms)

= …, its (because much of the meaning is carried in its idioms) [that you do not understand the meaning].

↑はitsthat S Vという強調構文で、教科書の文はthatが省略されたものと考えるとよいだろう。強調構文を使わない場合はつぎのような感じになる。

…, because much of the meaning is carried in its idioms, you do not understand the meaning.

意味の大部分がイディオムという形で伝えられるので、あなたは意味がわからないのです。

Idioms cannot be understood literally.

idiom(s) : イディオム;慣用語法;慣用語

cannot …: …できない▼can’tよりもフォーマル。使用頻度は高い順に、can’t > cannot > can notとなる。

understood to understand の過去分詞

to understand: …を理解する;…がわかる

literally : 文字どおりに;逐語的に;字面どおりに;一語一語副詞。つぎの単語もチェックしておくとよいらしい。literal: 逐語的な形容詞/literate: 読み書きができる/literacy: 読み書きできる能力;識字能力/illiterate: 読み書きのできない人;無教養な人/literary: 文学の/literature: 文学

Idioms cannot be understood literally.▼直訳だと訳しにくいので、能動態に書き換えて主語を省略して訳出する。We cannot understand idioms literally.(私たちは)文字通りにイディオムを理解することはできません。

They come from history, literature, politics, and even sports and popular entertainment.

They = Idioms

to come from …: …から来る;…から伝来する;…に由来する;源を…に発する;…によってもたらされる;…から聞こえてくる

history : 歴史

literature : 文学

politics : 政治;政治学;政治問題;政策

even : …さえ;たとえ…でも;…でも;…でさえ

sports : スポーツ;運動競技;娯楽;気晴らし

popular …: 評判のよい;人気のある[高い];よく知られている;評判を呼ぶ;流行する▼あとで19世紀にポーカーが流行ったことが書いてあるから、「流行している」と訳すのがいいのだろう。

entertainment : 楽しみ;娯楽;エンターテイメント

To understand a language fully, you must understand the culture {it comes from}.

To understand …: …を理解するために;…がわかるために▼不定詞の副詞的用法で、目的を示す。

a language : 言語;ことば

fully: 充分に;完全に;全く;すっかり;全体に

you : (一般に)人は;人はだれでも▼総称のyouというやつ。話相手も含めて一般の人を表す。

the culture : 文化

it = the language

to come from …: …に由来する

…, you must understand the culture {it comes from}.

= …, you must understand the culture {from which it comes}.▼堅苦しい英語。

= …, you must understand the culture + it comes from the culture.

06B

Language teachers and textbooks often avoid idioms.

language : 言語;ことば

teacher(s) : 教師

language teacher(s) : 語学教師;外国語の教師

textbook(s) : 教科書;テキスト

often : しばしば;たびたび;頻繁に;よく

to avoid …: …を避ける;回避する;敬遠する

idiom(s) : イディオム

But when you read or listen to real English, you come upon idioms every step of the way.

you : (一般に)人は;人はだれでも▼総称のyouというやつ。話相手も含めて一般の人を表す。

real : 本物の;本当の

come upon …: …に出会う;…をふと思い付く;…を襲う;…の責任になる;…を要求する▼「出くわす」くらいがいいんじゃないかな。

idiom(s) : イディオム

every step of the way : 始めから終わりまで;いつでも;いつまでも;どこでも = everywhere手許の辞書類に載っていなかった。Google“every step of the way 検索してみたら、いろいろと出てきた。時間的な広がりで言っているようだと、「いつでも」となり、空間的な広がり(こちらがもともとの意味だろう)だと、 「どこでも」となるようだ。ちがっていたらすまない。それぞれの用例を以下に、いくつか挙げておく

I'll be behind you every step of the way.

「ずっ~と応援していくよ」

"behind "で「~を応援して、~の味方について」という意味。

ex: We are all behind you!

(みんなあなたの味方よ!)

A lot of young Japanese girls are behind Amazaki Hayumi.

(多くの若い日本人女性はアマザキハユミを応援している)

↑cf.ではなくexを使っている時点で、英語が得意ではない気がするのだが。

とある英会話の案内のサイト

This is because I am supporting you every step of the way, customizing flexible lessons to meet your needs exactly as you move closer and closer to your dream.

これは、あなたがより夢に近づくために必要なことをその都度カスタマイズしながらサポートできるからこそ可能なのです。

参考までに直訳を書いておく。「これは、まさに(exactly)あなた(がた)が自分の夢にますます近くへと移動するにつれてあなた(がた)が必要とするものに合致するようにと柔軟性のあるレッスンを特別に設けながら、いつでもあなたがたを支援しているからです」

とあるオンライン口座の開設方法について述べたサイト

And usually, you are guided every step of the way.

そして通常は、現在の各ステップの道に導かれます。

おいおい、訳がまちがっているぞ。「通常は、初めから最後までご案内いたしております」とかになるんじゃないかな。

とある中古レコード屋さんのサイト

santana / every step of the way(果てしなく道)

↑Carlos Santanaというメキシコ人のミュージシャンの中古レコードらしい。380円だった。Amazonで投げ売り状態のCD Zero Landmineよりも130円高い。それはともかく、「果てしなく道」ってのは誤訳くさいな、「いつまでも、どこまでも」とかがいいのかもしれないと思って、歌詞を調べようとしたが、Santanaの曲の歌詞を掲載しているどのサイトをのぞいても、歌詞が載っていない。そこで、つたない聴き取り能力で歌詞を聴き取ろうと、YouTubeCarlos Santana Every Step of the Wayで検索した。ビデオがあった。早速再生してみた。……イントロが長いな。……うーん、なかなか曲が始まらないな。…………インストゥルメンタルだった。orz

(Oops, sorry. I mean, you will find idioms everywhere.)

oops : おっと!;しまった!;こりゃどうも:うわっ!▼驚き、うろたえ、軽い謝罪を表す。イギリス人は使わないんじゃないかな。

sorry : すみません;すまない

I mean : つまり;と言うのは;と言うか;私が言いたいのは

to find …: …を見つける;…を発見する;…を見出す;…を見つけ出す

idiom(s) : イディオム

everywhere : どこでも;どこにも;いずれの場所においても;所かまわず;そこここに

* * *

06C

Let’s translate the dialog.

Let’s …: (さあ)…しましょう。

translate …: …を翻訳する;…を解釈する▼基本の訳語は「翻訳する」だが、英語を英語のままで理解させようとしているので「解釈する」を採用する。

the dialog : 対話;会話

06D

A silver spoon, {which is a traditional gift for a new baby,} is a sign of being rich.

a silver spoon : 銀のスプーン;銀の匙(さじ):富▼富の象徴。

S, which is …, is ~.: Sは…だが、そのSは~である。

a traditional gift : 伝統的な贈り物

for a new baby : 生まれたての赤ん坊に対する

a sign of …: …の徴(しるし)

being rich : 金持ちであること;裕福であること;豊かであること

a sign of being rich : 裕福であることの徴(しるし)

A silver spoon, {which is a traditional gift for a new baby,} is a sign of being rich.

= A silver spoon is a sign of being rich. + The silver spoon is a traditional gift for a new baby.

Poor families could not buy such an expensive gift.

poor families : 貧しい家庭;貧困家庭▼←こういうあからさまな表現が好きではない場合には「豊かではない家庭」などとするとよいだろう。

such an …: そのような…▼suchは名詞に対して、soは形容詞・副詞・動詞を修飾する際にもちいる。

expensive : 高価な;値の張る;贅沢(ぜいたく)な cheap(安い)cf. reasonable(値段が手ごろな)

gift : 贈り物

If you are born with a silver spoon in your mouth, you are born into a rich family.

be born : 生まれる;誕生する;産声を上げる

a silver spoon: 銀のスプーン;銀の匙(さじ):富▼富の象徴。

with a silver spoon in your mouth : 銀の匙を口にした状態で→銀の匙をくわえて▼withは「…しながら;…した状態で」の意味。a silver spoon in your mouthは「口の中の銀の匙」ではなく、「銀の匙を口に入れている」という意味。a silver spoon in your mouthの部分にはnexus(ネクサス、主語=述語関係)があり、言ってみれば、a silver spoon in your mouthの部分には、A silver spoon is in your mouth.(銀の匙が口にある→銀の匙をくわえている)という主語=述語関係がある。だから、you were born with a silver spoon in your mouthの部分の直訳は「あなたは、銀の匙を口にある状態で生まれた」となる。

be born with a silver spoon in your mouth : 銀の匙をくわえて生まれる→裕福な家庭に生まれる由来:金持ちの親は子どもに銀のスプーンで食べさせて育てるから。

be born into …: …に生まれる

a rich family : 裕福な家庭;裕福な一家

07A

The black sheep is different from the rest of the family.

the black sheep : 黒い羊→(家族・組織の恥または迷惑となるような)厄介者

be different from …: …と異なる;…と違う

the rest of …: 残りの…;あとの…

the family : 家族;家庭;一家

People do not like a black sheep because its fleece cannot be dyed and is worth less than that of the white sheep.

People do not like a black sheep : 直訳:人々は黒い羊を好まない;人々は黒い羊が好きではない。▼この訳文があまり日本語らしくないと感じる場合は、英文を受動態にしたり、反対の意味の訳語を採用して、否定語を取り除くなどの作業をする。すると、英文はA black sheep is not liked by peopleとなり、by peopleを省略して訳出すると「黒い羊は好かれていない」となり、反対の訳語を使って表現すると「黒い羊は嫌われている」となる。

fleece : ヒツジの毛;一匹分の羊毛:フリース▼ポリエステル起毛の合成繊維。羊毛のフリース状であることから。

to dye …: …を染める;…に色を付ける;…着色するcf. dye-dyed-dyed-dyeing, 3人称単数現在はdyes

its fleece cannot be dyed : 直訳:その羊毛は染められることが可能ではない

we cannot dye its fleece : (私たちは)その羊毛を染めることができない

worth : …の価値がある;…の値打ちがある;…に値する

less : …より少なく▼little の比較級/…より少ない;…を下回る▼less than + 数詞を伴って

than …: …に比べて;…よりむしろ;…よりも

less than … : …未満の;…に満たない

that of the white sheep : 直訳:白い羊のもの = the fleece of the white sheep : 白い羊の毛

its fleece is worth less than that of the white sheep : 直訳:その羊毛は、白い羊の毛よりもより少なく価値がある→黒い羊の毛は、白い羊の毛よりも価値が低い;黒い羊の毛は、白い羊の毛ほども価値がない

Theblack sheepis an embarrassment to the family.

Theblack sheep” : 「黒い羊」▼そのまま鉤括弧(かぎかっこ「」)をつけた訳でもよいし、意味をくみとって、記号を使わないのであれば、いわゆる黒い羊、となる。

an embarrassment …: きまり悪さ;困惑;狼狽;当惑;きまり悪い思い;バツの悪さ;邪魔[妨げ]になるもの:当惑させるもの;当惑させる人;厄介者

to the family : その一家にとって;家族にとって

07B

If you can’t make ends meet, you cannot live on the amount of money {you make}.

to make O do : Oに…させる;Oが…するようにする

end(s) : 終わり;最後;結果;結末

to meet : (物の両端が)一緒になる;接する;触れ合う▼例文を引用する。Hes so fat [that the two ends of his belt won’t meet].(彼はとても太っているのでベルトの両端がどうしても合わない)

to make ends meet : 生活の収支を合わせる;分相応に暮らす;収入の範囲内でやり繰りする[やっていく]▼to make both ends meet ともいう。▼If you can’t make ends meetの部分は、「もしもmake ends meetできないならば」というように英語のままにしてもよいと思うし、あるいはものすごい直訳で「『終わりが合うようにする』ことができないならば」のようにしてもよいと思う。

to live on …: …で生活を立てる;…で暮らしを立てていく;…を常食とする;…を糧として生きる

the amount of …: …の量

money : お金;資産;財産;金額

to make money : お金を儲(もう)ける;…として成功するcf. Youll never make money as a poet.(君は詩人として成功しないだろう)▼「お金を稼ぐ」くらいの意味はないようだが、そういうつもりで担当者は編集したらしいから、「お金を稼ぐ」くらいに訳しておいたほうがいいだろう。

the amount of money {you make} : 自分が稼ぐお金(の量);自分が稼ぐ金額 = the amount of money {which you make}▼これって「所得」のことだから、それならearningsincomeという名詞があるんだけど、incomeは後で登場する。

▼それにしても、ひとつの文でcan’tcannotとを同時に使うのは、なんか感じが悪いなあ。口語と文語をまぜた文章って、変な感じがするのと同じだと思うんだけど。

SMeetV means Oto match”.

to meet : (物の両端が)一緒になる;接する;触れ合うcf. Hes so fat [that the two ends of his belt won’t meet].(彼はとても太っているのでベルトの両端がどうしても合わない)

to mean …: …を意味する;…のことである

to match : マッチする;ぴったり合わさる;一致する;調和する;適合する;釣り合う;合致する▼to make O doの形をとりながら、to make ends meetとなっているのだから、このmeetは自動詞でないといけないが、to matchに自動詞としての意味に適切なものがないので、他動詞の意味しか見当たらなかったので、自動詞の意味に書き換えておいた。

In planning your personal finances you must make the total at the bottom (the end) of the expenditure column match (meet) the total at the end of the income column.

In planning your personal finances = When you plan your personal financesin doingの直訳は「…することにおいて」。漢文を勉強してなかったら、意味不明だな。in doing = when S doesという書き換えの公式がある。フランス語ではin doing = when S doesに相当するen faisant = quand on faitは、定式化したものとして学ぶ。イギリスの上流階級の人々はフランス語を学ぶことが圧倒的に多く、したがって、英国の知識人がin doingと書く場合、when S doesをなんらかの意味で意識している。

to plan …: …を計画する;…の計画を立てる

personal : 個人の;個人的な

finance : 財務;財政;会計

finances : 〔複数形で〕財源;歳入;収入;資金; 金回り;財力;財務状態

personal finance : 個人財源;パーソナル=ファイナンス

personal finances : 個人の財力

your personal finances : 個人の財務;(家計)▼financesと複数形だが、これはyourの意味が総称のyouの所有格であり、総称のyouは訳さないのがふつうだが、あえて訳すと「あなたがたの…;みなさんの…」と2人称複数形なので、つまり複数の人のpersonal financeなのでfinancesと複数形になっているにすぎない。したがって、訳語は単数形・不加算名詞の意味から探す。▼「個人の財務」というと仰々(ぎょうぎょう)しく感じるが、要するに「家計」のことだろう。実際、personal finance softwareとひと括(くく)りにされるソフトウェアは「家計簿ソフト」と訳されている。

to make O do : Oに…させる;Oが…するようにする

to match : マッチさせる;ぴったり合わせる;一致させる;調和させる;適合させる;釣り合わせる;合致する▼このto matchは他動詞の意味。

to meet : 合う

to make O match O’: OO’に一致するようにする;

the total : 合計;総計

the bottom : 底;底辺:お尻▼縦に数字の記入欄が並んでいるなかでの、最後の記入するところ、つまり、いちばん下の記入欄を指している。

the end : 終わり;最後;結果;結末

expenditure : 支出;支出額;出費;費用;経費

column : 柱;支柱;列;縦列;欄;コラム記事;囲み記事▼ここでは会計表の「列」のこと。「列」としたのは、数学の「行列」の「行」はlineで、「列」はcolumnだから。表計算ソフトのExcelでも、縦 の列をcolumn(列)、横の列をline(行)と呼んでいる。これは数学の行列matrixの「行」と「列」の使い分けと同じ。

the expenditure column : 支出の欄;支出を書き込む縦列

the total at the bottom (the end) of the expenditure column : 支出の欄の底(the end)での合計

the end : 終わり;最後;結果;結末

income : 所得;収入;収益

the income column : 収入の欄;収入の縦列

the total at the end of the income column : 収入の欄の最後での合計;収入の縦列の最後での合計

If the ends don’t meet, you are falling into debt.

the ends : 終わり;最後;結果;結末▼ここでは、支出の縦列の最後と収入の縦列の最後の2つを指しているので、「収支」としてもよいと思うが。

to meet : (物の両端が)一緒になる;接する;触れ合う▼辞書になくとも、to matchの訳語から採用してもよいだろう。cf. to match : マッチする;ぴったり合わさる;一致する;調和する;適合する;釣り合う;合致する

debt : 借金;債務;負債▼-b-は発音しない。

to fall into debt : 借金をする;借金を負う;債務を負う;借りを作る;負債ができる

07C

If you are broke or go broke, you are out of money.

broke : adjective(形容詞)無一文の;一文なしの;金欠で;金欠病にかかって;破産して;火の車で

to be broke : 無一文である;一文なしである;破産している

to go broke : 無一文になる;倒産する;破産する;破綻(はたん)する

to be out of … : …がなくなって;…を切らしていて;…が切れて;…を失って

to be out of money : お金がない;お金に困っている

The idiom comes from 19th century England.

The idiom : このイディオム▼ここでは、具体的にはto be broketo go brokeとを指している。厳密にいうと「形容詞としてのbrokeの使い方」かな。指しているものがはっきりしているので、「このイディオム」と訳して差し支えないと思う。

to come from …: …から来る;…から伝来する;…に由来する;源を…に発する;…によってもたらされる;…から聞こえてくる

19th century England : 19世紀のイングランド▼「イギリス」は「英国」Great Britainや「グレートブリテンおよび北アイルランド連合王国the United Kingdom of Great Britain and Northern Irelandのことになるので、避けたほうがよい。ワールド杯サッカーのEngland代表は「イングランド代表」っていうよね。

When workers could not pay their debts, the people {they owed money to} would sometimes break their tools.

worker(s) : 労働者;職人▼あとで「工具を壊す;道具を壊す」とあるから、職人がいいのかなとも思うのだけど、職人だとcraftsmanを強くイメージしてしまう。工具を使う単純労働者もいることだし。

pay …: …を支払う;…を払う

debt(s) : 借金;債務;負債

to owe O to … : …にOを借りている;…にOを支払う義務がある

to owe money to … : …にお金を支払うべき義務を負っている;…にお金を借りている

the people {they owed money to} : 彼らがお金を借りている人々;彼らがお金を支払うべき義務を負っている人々▼cf. They owed money to the people.

would : (よく)…したものだった▼過去の短期的な習慣・反復行動を表す。

sometimes : ときには;時々;たまには

to break …: …を壊すcf. break-broke-broken

tool(s) : 道具;工具;用具

08B

If you are taken to the cleaners, you have lost all your money.

If you are taken to the cleaners = If (somebody) take you to the cleaners

the cleaners : クリーニング屋;掃除機;掃除人:クリーナー;洗浄剤

to take O to the cleaners : (賭け・詐欺などで)Oの金をなくさせる;Oを無一文にさせる;Oに有り金を失わせる;Oをすっからかん[すってんてん]にさせる;Oから金を巻き上げる;Oをだます: Oをクリーニングに出す

to be taken to the cleaners : クリーニング屋に連れて行かれる→金を巻き上げられる or 無一文にさせられる

lost 了解しました。

移転先でしか訂正・新規掲載はしていないので、パソコンから移転先を閲覧してくれるとうれしいのですが。こちらよりも読みやすくなっています。

http://makoto8128.blogspot.com/ to lose …: …を失う cf. lose-lost-lost

all your money. : すべてのあなたのお金→あなたのお金すべて→有り金すべて

During the 1800s, if people broke into your house and took everything, you werecleaned out.”

during …: …の間

the 1800s : 1800年代

during the 1800s : 1800年代に

broke into to break into …: (泥棒などが)…に押し入る cf. break-broke-broken

be cleaned out : すっからかんになる;すってんてんになる;一文なしになる▼文字通りの直訳は「すっかり(out)きれいにされる」となる。

The idiom changed in the 20th century with the introduction of dry cleaning shops.

The idiom : このイディオム▼ここでは、具体的にはto be cleaned outを指している。指しているものがはっきりしているので、「このイディオム」と訳して差し支えないと思う。

to change : 変わる;変化する▼自動詞。「…を変える;…を変化させる」ではない。

in the 20th century : 20世紀に

introduction : 導入;採用;紹介;序文▼to introduceにしても「紹介する」の意味では大学入試の英語の長文問題ではあまり登場せず、「導入する」の意味であることが多い。同様に、introductionもまずは「導入;採用」を検討する。

dry cleaning : ドライクリーニング▼もともとはnettoyage à secとフランス語で名づけられたものを直訳したものらしい。溶剤を使っているのに「ドライ」というのは変な気がするが、乾きやすいからだろう。ドライクリーニングは1855年(資料によっては1825年)にフランスの染色工場のオーナーJean-Baptiste Jollyが考案したもの。テレピン油[2](資料によっては灯油[1])をこぼしたテーブルクロスがきれいになったということから思いついたそうだ。ある資料によれば[2]、アメリカにドライクリーニングが普及したのは「75年くらい前」のことらしい。英国について不明だが、現在、英国最大手のドライクリーニング屋さんは、Johnson Cleaners UK Ltd.(店の看板はJohnson THE CLEANERSとなっている。日本でいえば「白洋舎」みたいなものかな)で、ウェブサイトにある簡単な社史によれば、もともとは1817年に絹の染色業者としてJohnson Brothersをスタートさせ、1920年にドライクリーニング業者であるJas Smith & SonFlinn & Sun Ltdとの2社と合併して基礎を築き、1980年代に英国最大手になった(その後の再編成などは省略)。

Dry Cleaning (Wikipedia)

http://en.wikipedia.org/wiki/Dry_cleaning

Howstuffworks “How Dry Cleaning Work” ‘Dry Cleaning Evolution’

http://science.howstuffworks.com/dry-cleaning1.htm

Johnson Cleaners: history

http://www.johnsoncleaners.co.uk/aboutus/history.htm

with the introduction of dry cleaning shops : 直訳:ドライクリーニング店の導入にともなって;ドライクリーニング店の導入とともに▼最初の対訳ではこんな訳を載せたが、日本語らしくなるように英文を書き換えてから訳すという手段もある。

The idiom changed in the 20th century with the introduction of dry cleaning shops.

The idiom changed in the 20th century {when dry cleaning shops were introduced}.

このイディオムはドライクリーニング店が導入された20世紀に変化した。▼whenは関係副詞。▼The idiom changed in the 20th century after dry cleaning shops were introduced.((19世紀に)ドライクリーニング店が導入された後、20世紀にこのイディオムは変化した)というのも考えたが、withには「時間上の同時性」があるので、これは不適切。▼いずれにしても、英文を英文で書き換える能力がないと、適切な意訳はできないということが言いたかったんだけど、一部の人にしか伝わっていないだろうな。

You could betaken to the cleanersif you were not careful.

▼この文は仮定法過去である。現在の事実に反する仮定とその帰結から成り立つ。詳しくは文法書を見てください。

the cleaners : クリーニング屋;掃除機;掃除人:クリーナー;洗浄剤

to take O to the cleaners : (賭け・詐欺などで)Oの金をなくさせる;Oを無一文にさせる;Oに有り金を失わせる;Oをすっからかん[すってんてん]にさせる;Oから金を巻き上げる;Oをだます:Oを激しく非難する;Oを完膚なきまでたたきのめす:Oをクリーニングに出す

to be taken to the cleaners : クリーニング店に連れて行かれる→金を巻き上げられる; 無一文にさせられる

careful : 注意深い;気を付ける;用心深い;油断しない;用心する;注意する

08C

A babe in the woodsis a simple person {who is easily taken advantage of}, like a baby {lost in the woods}.

a babe : 赤ちゃん;赤ん坊

the woods :

a babe in the woods : だまされやすい人;経験の浅い人;世間知らず;カモ▼文字通りには「森の中の赤ん坊」▼由来は、孤児の兄妹が遺産目当てのおじに頼まれた悪漢に森に捨てられ, 夜中に死んでしまうという英国の民謡から。

simple : 単純な;飾らない;質素な;おひとよしの;だまされやすい▼人についていうと「ばか」の意味がついてくるから、使わないほうがよいだろう。

person : 人;人物

easily : 簡単に;容易に

advantage : 得;好都合;利益;便宜;効果:有利な点;有利(性);利点;長所;強み;優位

to take advantage of …: …をうまく[巧みに]利用する;…を好きなように利用する;…を活用する:…を悪用する;…の無知につけ込む;…の弱味につけ込む;…をだます

S is taken advantage of : Sは利用される;Sはだまされる

like …: …のように

a baby {lost in the woods} : 森で迷子になっている赤ん坊 = a baby {who is lost in the woods}▼ここでのlostは形容詞のはずだが、見た目は、lost in the woodsは過去分詞の形容詞用法に見えるが、辞書には形容詞として「道に迷った」となっている。「形容詞+前置詞+冠詞+名詞」を後ろにおいて直前の名詞を修飾することはないんじゃないか、形容詞を後ろに置いてもいいのは、somethingとかのときだけじゃないかと思う人もいるだろう。ところが、フランス語などの影響なんだか、過去分詞の形容詞用法の影響なんだか、はっきりしないが、形容詞を含むフレーズを名詞の後ろにおいて名詞を修飾するということは、実際に普通の英文を読んでいるとよくあることだそうだ。ただし、教科書にこの英文が採用されたのは、lostを過去分詞として処理しても説明ができるからだろうし、授業では過去分詞の形容詞用法として習うだろう。▼「迷子になる」などの表現について述べよう。to lose one’s way(迷子になる)はイギリス人が好きな気がする。to get lost(迷子になる)はアメリカ人が好きな気がする。to be lostは「迷子になっている」という状態を表す。to lose oneselfも辞書に載っているが、これはフランス語やイタリア語の表現からの直訳で「英語ではそうは言わない」と言ったイギリス人を知っている。to lose oneselfは、フランス語の文法でいう「再帰代名詞」というものに相当するものらしい。▼to be donedoneは過去分詞であることを示す)という「型」の表現で大型の辞書を引いてもわからない場合には、to do oneselfであたってみると当てはまる訳語が見つかることが少なくない。が、これは大学進学後に原書購読・外書講読をするときになったときに役に立つ知識かもしれない。

08D

S Passing the buckV means C to avoid responsibility.

to pass …: …を手渡す;…を渡し回す

the buck : 〈米〉ドル;金:バック▼ポーカーでディーラーであることを示す印。鹿の角でできた柄のナイフがつぎの親の前に置かれたことから:責任:(シカやウサギなどの)雄;雄ジカ

Passing the buck : 責任転嫁すること;責任を転嫁すること▼文字通りの訳は、牡鹿を渡すこと;バックを回すこと;鹿の角でできた柄のナイフを渡すこと、などになるだろう。

to mean …: …を意味する;…のことである

to avoid …: …を避ける;…を逃れる;回避する

responsibility : 責任;責務

Jane says [that Harry will not take responsibility for his own action].

will not do …: …するつもりがない▼ここでは意志を示している。

responsibility : 責任;責務

to take responsibility for …: …の責任をとる;…に関して責任を負う;…にけじめをつける

his own action : 彼自身の行為;彼自身の行動

When Harry says [that the buck stops here], he means [that he will begin taking responsibility.

the buck : 〈米〉ドル;金:バック▼ポーカーでディーラーであることを示す印。鹿の角でできた柄のナイフがつぎの親の前に置かれたことから:責任:(シカやウサギなどの)雄;雄ジカ

the buck stops here : 責任は私が取る。直訳は「バックはここで止まる」。アメリカ合衆国第33代大統領ハリーS.トルーマンHarry S. Trumanの座右の銘。机の上に、the buck stops hereと彫り込んだ卓上表札desk signを置いていた。卓上表札の写真はここ→"The Buck Stops Here" Desk Sign http://www.trumanlibrary.org/buckstop.htm▼それにしても、トルーマンは、日本への18発の原子爆弾投下を承認している。広島・長崎に投下したのち、「さらに10万人も抹殺するのは、あまりにも恐ろしい」と、ビビッてしまって、3発目以降の原子爆弾の使用停止命令を出している。2発も落とさないと、恐ろしさに気がつかなかったというのは、あまりにも 想像力が貧困である。よっぽど物理ができなかったんじゃないのかと疑ってしまう。ウラン型とプルトニウム型の2種類の原子爆弾を広島・長崎に落として、そ の破壊力を比較し、データを集めるという目的もあったらしいから、2発は落とさせてくれという軍部の強い意向があったのかもしれないけど(すいません、勝手な推測です)。教科書に登場するHarryは、たぶん、Harry S. Trumanを念頭においているような気がする。それにしても、Harry S. Trumanは原子爆弾投下や空襲による非戦闘員の殺戮(戦時国際法違反)に対する責任はとっていないな。まあ、大統領の責任というのは、自国民に対する ものであって、よその国に対するものではないから、べつに問題ないか。

to mean …: …を意味する;…のことである

to begin doing …: …することを始める;…し始める▼to begin to doto begin doingの両方の表現があるが、意味にあまり差がない。

responsibility : 責任;責務

to take responsibility : 責任を取る;責任を負う;けじめをつける

taking responsibility. : 責任を取ること;責任を負うこと;けじめをつけること

09B

This idiom comes from the American West, {where, in the 19th century, poker was popular}.

idiom : イディオム

come from …: …に由来する;…に起源がある;源を…に発する;…から来る;…の出身である;…原産である

the American West : アメリカ西部▼アメリカ英語だとthe Westだけでも「アメリカ西部」の意味になる。

~, {where…} : ~、そこでは…▼関係副詞の非制限用法。cf. We went to London, where we stayed for two weeks.(私たちはロンドンに行ったのだが、そこで[=ロンドンで]2週間滞在した)

in the 19th century, : 19世紀に

poker : ポーカー▼トランプを使って行なうゲーム。主にアメリカでギャンブルに使う。

popular : 流行している;人気のある;評判のよい

As part of this game, each player takes a turn at dealing the cards.

as part of …: …の一端として;…の一部として;…の一環として▼as a part of aをつける場合もある。でも、つけないのが多数派。

game : ゲーム▼勝敗がはっきりつくものをイギリス人はa matchといい、a gameは使わない傾向がある。アメリカ人は気にしないようだ。イギリス系の英語検定試験で、アメリカ英語だとどっちでもよさそうなところで、matchgameのどちらが正しいのかを選ばせる問題が出たりするそうです。

each …: それぞれの…

player : プレーヤー;競技者

to take a turn : 引き受ける;交代する▼a turnは「順番」の意味。

to deal …: …を配る;分配する▼名詞のdealで「契約」の意味がよく使われるので、チェックしておくとよいらしい。

the card(s). : カード;トランプの札

to take a turn at dealing the cards : カードを配ることを交代で引き受けた

A marker is sometimes placed in front of the person {who is next in line to deal}.

a marker : 目印▼この目印のことをthe buckと呼ぶらしいが、調べてみたところ、the dealer buttonという言い方もあって、実際にポーカーをするときには、こちらのほうがよく使われているようだ。ちなみに“dealer button”で検索してみたところ、「ポーカー=ワールド=シリーズ用公式ディーラー=ボタンOFFICIAL DEALER BUTTON of the WORLD SERIES OF POKER」というのが出てきて、液晶タイマーつきで$29.953000円くらい)で、びっくりしていたら、重量50g以上、直径55mm、厚さ4mmの銀製ディーラー=ボタンも£19.954000円くらい)で売られていて、これまた、びっくりした。「ディーラー=ボタンのロールズ=ロイスです…, this is the Rolls Royce of dealer buttons.」と書いてあった。こんなに驚いたのは、3万円のオセロゲーム盤を知ったとき以来だ。それにしても、100万円の将棋盤だとべつに驚かないのに、どうして4000円のディーラー=ボタンで驚いてしまうのだろうか? 慣れの問題かな。

sometimes : ときどき;ときには;時折

S is placed : Sが置かれる

in front of …: …の前に

the person :

to be next in line : 列での順番がつぎである▼この文を訳すときには「列での」は省略したほうがすっきりするような気がする。

to deal : 配る

the person {who is next in line to deal}. : (カードを)配るつぎの順番の人▼「カードを」を補って訳したほうがわかりやすくなると思うのだが。

In the Old West, the marker was often a knife, since all cowboys carried a knife.

the Old West : 旧西部▼Frontier Strip(辺境地帯?)とされる6州(北からノース=ダコタNorth Dakota・サウス=ダコタSouth Dakota・ネブラスカNebraska・カンザスKansas・オクラホマOklahoma・テキサスTexas)から、太平洋岸までの地域で、時代としては、特に19世紀後半を指すらしい。

the marker : 目印

often : しばしば;よく;頻繁に;往々にして

a knife : ナイフ;小刀(こがたな;しょうとうと読むと脇差(わきざし)のことになる)

since …: …なので;(なぜなら)…だからである▼この意味でsinceを使うのは古くさい。理由を示すにはasbecauseがふつう。でも、教育上の配慮として、将来的には、19世紀の文献を読むこともあるだろうし、契約書を読まなければならないかもしれないので、ここで教えておこうとしているのだろう。

all cowboys : すべてのカウボーイたちは→カウボーイはみな

carried to carry …: …を運ぶ;…を持ち運ぶ;…を携帯する;…を携行する;…を持っている

The most common knife at the time was known as a buckhorn knife, because the handle was made from the horn of a buck deer.

the most …: 最も…な

common : 一般的な;普及している;共通の

knife : ナイフ;小刀(こがたな;しょうとうと読むと脇差(わきざし)のことになる)

the most common knife : 最も一般的なナイフ;最も普及していたナイフ

at the time : あの時;そのころ;当時;当時は;当時の;その時点で

S was known as …: Sは…として知られていた

a buckhorn knife : バックホーン=ナイフ▼buckは牡鹿で、hornは角、buckhornは「牡鹿の角」のこと。英文に説明があるが、柄(つか)に牡鹿の角を使用しているナイフのこと。▼「バックホーン=ナイフ」ということばは、日本語にはない。ここで言及されているナイフは、シース=ナイフsheath knife(折りたたみ式ではない、鞘sheathに入れるナイフ)と呼ぶか、ハンティング=ナイフhunting knifeと呼ぶか、どちらかであるようだ。 “buckhorn knife”で検索したところ、BROWNINGSAUBER2社がbuckhorn knifeを販売していたが、BROWNING社のbuckhorn knifeは柄が木製で、柄の根元に鹿の角の刻印のようなものがあるだけだった。また、BUCK KNIVESというのも見つけたが、柄に牡鹿の角を使っているわけではなく、わけがわからないなと思ったが、よくみたら、BUCKという名前のナイフ=メーカーだった。

because …: (なぜなら)…だからである;…なので;…という理由で

the handle : 柄(つか);ハンドル▼ウェブ上のナイフ関係のサイトでは、ハンドルを使うのが一般的だった。

S was made from …: Sは…から作られた

the horn :

a buck deer : 牡鹿▼a buckだけでも「牡鹿」の意味があるが、a buck deerともいう。

the horn of a buck deer : 牡鹿の角

the handle was made from the horn of a buck deer. = they made the handle from the horn of a buck deer.

Sometimes the person {designated to deal} would want to leave the game or sit out one hand.

sometimes : ときどき;ときには;ときおり

the person : 人;人物

to designate O to do : …するようにOを指名する;…するようにOを指定する

to deal : 配る;分配する▼「カードを」を補ってよいと思う。

the person {designated to deal} : カードを配るように指名された人物

would : …することもあった;…したものだった▼過去の短期的な習慣・反復行動を表す。

want to do : …したいと思う

to leave the game : ゲームから退く;ゲームをやめる

to sit out : 加わらない;仲間入りしない;参加しない;終わりまで見る;長居する

one hand : 一勝負(ひとしょうぶ)

to sit out one hand : 勝負を1回、見送る;ひと勝負、しないここで、ぼくがしでかしたお間抜けなことを紹介する。いつも使っている『英辞郎』という電子辞書で、handを調べたが、「勝負」という意味がなかっ た。sit out one handone handの意味を知らなかったので、引用符(",,," )でくくって、" sit out one hand "Googleで検索した。引用符でくくれば、sit out one handという文字列(単語列)のままのものが含まれるサイトが検索される。「ウェブ全体から検索する」で8件しかヒットしなかったから、それほど一般的 な言い回しではないのだろうな。それから、ひとつひとつの用例を読んで、意味を推測した。どうやら、「一回休み」とか、「1回、勝負に参加しない」という ことだと推測できた。念のために『ランダムハウス英和大辞典』でhandの項目を引いてみたところ、「勝負」の意味が載っていた。嫌な予感がしつつも、 『ジーニアス英和辞典』(これは滅多に引かない。訳語選びには『英辞郎』ほども役に立たないから)でhandの項目を引いてみた。「勝負」の意味が載って いた。『英辞郎』って電子辞書は訳語を探すにはとても便利なんで、つい頼りすぎていた。それに、handのような日常語を『ランダムハウス英和大辞典』で 調べると、ごちゃごちゃと書いてあって面倒くさいだろうから、Googleで用例を集めて、そこから意味を推測するほうがよっぽど早いだろうと考えたわけ だが、実際、ふだんは、このほうが効率がよい。しかし、今回は中型の辞書でも引いておけば時間が節約できたんだろうな。ということで、10分以上時間を無 駄にしたことを、こんなところで30分以上かけて書き込んでいるぼくは、本物のあほだな。▼追記:後で気がついたが、教科書の脚註に「1ゲーム抜ける」って書いてあった。orz

A player could do so by passing the markerpassing the buckto the next player.

a player : プレーヤー;競技者

could do so : そうすることができた

by doing …: …することによって▼手段・媒介を示すbyだが、throughも似た意味をもつ。

to passto ~: …を~に手渡す

by passingto ~ : …を~に手渡すことによって(→…を~に渡して)

the marker : 目印

the buck : 牡鹿;バック(ポーカーのディーラーであることを示す目印);牡鹿の角でできた柄のナイフ

the next …: つぎの…

09C

Later, sometimes a silver dollar was used as a marker in place of a knife.

later : その後;後ほど;あとで

sometimes : ときには;ときどき;ときおり

a silver dollar : 1ドル銀貨▼それで、銀製のdealer buttonが売れられているのか。

S was used as …: Sは…として用いられる

a marker : 目印

in place of …: …の代わりに;…の代理で

a knife : ナイフ;小刀

That is [how the American dollar came to be called a buck].

that : すでに述べられたことを指すときには、thisではなく、thatを使う。このthatは、日本語では、「これ」と訳して差し支えない。もしもこの文がthisで始まっていて、This is [how the American dollar came to be called a buck].なっていたら、どのようにして米ドルがa buckと呼ばれるようになったのかを、これから述べるという意味になる。

how : どのようにして;いかにして;どうやって

the American dollar : アメリカ=ドル;米ドル▼新聞などでは「米ドル」が普通。英語の書きことばでは、US dollerとするほうが多数派。つまり、使用頻度にあわせて訳語を対応させると、the American dollar アメリカ=ドル;US doller 米ドルとなる。どうでもいいけどね。

to come to do …: …するようになる

to come be called …: …と呼ばれるようになる

a buck : 牡鹿;バック(ポーカーのディーラーであることを示す目印);牡鹿の角でできた柄のナイフ;米ドル▼ここでは、そのまま、英語で訳文に書き込んでよいと思う。▼イギリス人の若者が、1ポンドのことをa buckと言っているのを耳にしたことがあるが、あれはたぶんテレビや映画からアメリカ英語の影響を受けたからだろう。アメリカのテレビ=ドラマや映画のせいで、アメリカ英語を混ぜる若者に対して、憤りを感じているイギリスの老人は少なくないらしい。

That is [how the American dollar came to be called a buck]. : 直訳:これこそが、どのようにしてアメリカ=ドルがa buckと呼ばれるようになったのかということです。▼この直訳は、不自然すぎるので、もう少し、日本語らしくするには、つぎの例文を参照して、考えてください。This is how we became one of the world’s most reputable companies.(弊社はつぎのようにして世界的に有名な企業になりました)

When Harry says [the buck stops here], he means [he will take full responsibility for anything {that happens}].

the buck : 〈米〉ドル;金:バック▼ポーカーでディーラーであることを示す印。鹿の角でできた柄のナイフがつぎの親の前に置かれたことから:責任:(シカやウサギなどの)雄;雄ジカ

the buck stops here : 責任は私が取る。アメリカの第33代大統領トルーマン(1884-1972)が自分の机に記した言葉。他の人はどんどん責任を転嫁(pass the buck)していっても、最後は大統領の所でとめるという決意を示したとされる。

to mean …: …を意味する;…のことである

full : 全部の;全面的な;

responsibility : 責任;責務

take full responsibility for …: …に対して全責任をとる

for anything {that happens} : 起きるどんなことに対しても;生じることならどんなことに対しても = for [whatever happens]こっちのほうがちょっと使用頻度が高い。

10B

S To turn over a new leafmeans C to start again.

to turn over …: …を回転させる;…をひっくり返す;…を裏返しにする;(ページを)めくる▼手紙や書類の下にP.T.O.またはp.t.o.と書いてあれば「裏面に続く」のことだが、これはPlease, turn overの略で、「めくってね;ひっくり返してね」の意味。また、overは副詞で「ひっくり返して;逆さまに」の意味。

a leaf : 葉;(本の)紙葉▼本を構成する紙の一枚を指す言葉で、一丁、二丁と数える。折った紙葉の半分を指すこともあり、その場合は2ページに相当する。ここでは「ページ」と訳してもかまわないだろう。

to turn over a new leaf : 心を入れ替える;(今までの素行を改めて)再出発する;生活を一新する;真人間になる▼文字通りの意味は「新しいページをめくる」

to mean …: …を意味する;…のことである

to start : 始める

again. : 再び;もう一度

Aleafin this idiom is a sheet of paper or page in a book.

aleaf” : 葉;(本の)紙葉▼本を構成する紙の一枚を指す言葉で、一丁、二丁と数える。折った紙葉の半分を指すこともあり、その場合は2ページに相当する。ここでは英語のままleafと英語のまま、訳文に書き込んでよいだろう。それにしても、ふつうの英語では、引用符( “…”)は使わないで、イタリック体(斜体)を使うって、A leaf in this idiom is a sheet of paper or page in a book. と印刷するのだが、この教科書は、引用符( “…”)を使い過ぎていると思うのだが。

idiom : イディオム;慣用語法;慣用句

a sheet of …: 一枚の…;一面の…

paper :

or : すなわち;または▼, or ~orの前にカンマがあれば、ほぼ確実に「すなわち」の意味だが、ここでは、カンマがなくても、「すなわち」のほうが意味が通じると思う。

page : ページ;頁(ぺーじ)

a sheet of paper or page in a book a sheet of paper in a book + a sheet of page in a book▼最初は、a sheet of paper in a book + a page in a bookと思ったんだが、印刷関係のサイトなどをのぞくと、けっこう、普通にsheet of pageが使われていた。となると、は「書籍の一枚の紙、すなわち(一枚の)ページ」とするのが適切かと思うが、よく考えると、日本語にも「または」に「すなわち」の含みがなくもないので、まあ、どっちでもいいかな。

* * *

10C

There is no easy way {to learn the idioms in a foreign language}.

There is …: …がある;…が存在する

There is no …: …はない;…はまったくない

easy way : 簡単な方法

to learn …: 学ぶための

easy way to learn …: …を学ぶための簡単な方法

foreign …: 外国の…

language : 言語;ことば

foreign language : 外国語

the idioms in a foreign language : 外国語のイディオム

As a student of English, you should 1listen for these strange words and phrases, 2write them down, 3try to look them up and 4ask your native-speaker friends for help.

as …: …として

a student of English : 英語の学習者;英語学習者;英語を学ぶ者

should …: …すべきである▼いわば「客観的な義務」を表すto have to doとちがって、shouldmustは「主観的な義務」とされる。

listen for …: …に聞き耳を立てる;…を聴こうと耳を澄(す)ます

strange …: 奇妙な…;変な…;

word(s) : 語;単語;ことば

phrase(s) : 句;語句;言い回し;言葉づかい;成句;熟語;慣用句

to write O down / to write down O : Oを書き留める

to try to do …: …しようと試みる

to look O up : (ことばを)調べる

to ask O for : Oに…を求める

ask O for help : Oに助けを求める

native-speaker friend(s) : ネイティブ=スピーカーの友人

10D

Just use your loaf.

just : 単に;ちょっと;ただ…だけ;たった…だけ;とにかく

Just use …: ただ…を使ってください→ただ…を使いさえすればよいのです。

a loaf : ひと塊;ひと塊のパン;(キャベツ・レタスなどの)玉;(英俗)頭;頭脳「頭」や「頭脳」の喩(たと)えだろうと思っていたが、ちがっていた。『ランダムハウス大英和辞典』に「《英押韻俗》(人の)頭,頭脳(▶loaf of breadheadから):Use your ~.頭を使え.」と書いてあった。loaf of breadで「パンのひと塊;パン1斤」で、headはもちろん「頭」の意味で、breadheadの音が似ていることから、Cockneyと呼ばれるロンドンの下町の人たちが、loafheadの意味で使うようになったそうだ。しかし、その一方で、別の由来も伝わっている。ナポレオン戦争あるいは第一次世界大戦時に、英国兵が銃剣にパンを突き刺し、ヘルメットをかぶせて、狙撃手の目を欺いたこという話もあった。

to use one’s loaf : 頭を使う;考えるアンパンマン』に登場するしょくぱんまんに向かって言ったら、イディオムではなくなってしまうということを主張して笑いをとろうとする人が、たぶん、いるんだろうなあ。しょくぱんまんにとっては、頭を使うことは、それこそloafを使うことになる。と思ったが、YouTubeで確認してみたが、しょくぱんまんの頭はどうみてもパン1斤じゃなくて、4枚切りよりも厚いくらいの幅だから、loafにはならない。▼それにしても、アンパンマン カレーパンマンメロンパンナちゃんと、パン関係ではカタカナが多いのに、どうして、しょくぱんまんだけは「ひらがな」だけなんだろうか?なお、しょくぱんまんの顔の厚さについて考察したサイトはここです。「食パンマンの厚さを考えるるる」 http://www.digiuni.net/dup/texts/laboratory/shokupan.htm ただし、おもちゃを元にしているので、実際よりも厚い気がする。

Its a piece of cake.

a piece of cake : 1切れのケーキ;ケーキ1 れ;(一切れのケーキをペロリと食べるように)とてもたやすいこと;非常に簡単なこと;朝飯前;お茶の子さいさい食べ物を使ったイディオムだから、食べ 物を使った訳にしたいという人は、「朝飯前」や「お茶の子さいさい」を、とりわけ「お茶の子さいさい」を訳に採用するんだろうな。「お茶の子」とは、お茶に添えて出されるお茶菓子のことで、簡単に食べられることから、簡単にできることのたとえとなったそうだ。また、朝食の前に食 べる「茶粥(ちゃがゆ)」のことを「お茶の子」という地方があって、そこから、「朝飯前」の意味になったとする説もあるらしい。また、「さいさい」は、俗謡にある「のんこさいさい」という囃子詞(はやしことば)をもじったものだそうだ。

(Oops, sorry. Just use your head and it will be easy.)

oops : おっと!;しまった!;こりゃどうも:うわっ!▼驚き、うろたえ、軽い謝罪を表す。イギリス人は使わないんじゃないかな。

sorry : すみません;すまない

just : 単に;ちょっと;ただ…だけ;たった…だけ;とにかく

a head : 頭;頭脳

it = to learn the idioms in a foreign language

easy : たやすい;簡単な;容易な

Just use your head and it will be easy. : 直訳は「ちょっと自分の頭を使いなさい。そうすれば、そのことは簡単になるでしょう」だが、これだと自然な日本語とは感じられない場合には、書き換えてから訳出する。中学生用の参考書では、命令文とandの間にはカンマがあった。こんな具合だ。Just use your head, and it will be easy.命令文+and …の書き換え問題では、つぎのように書き換えた。If you just use your head, it will be easy.(直訳:あなたがちょっと自分の頭を使えば、そのことは簡単になるでしょう)そのあとで、さらに自然な日本に直してみよう。

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自分の写真

和歌山県橋本市出身。世界文化遺産である高野山の麓です。
和歌山県立橋本高等学校を経て、早稲田大学第一文学部哲学科哲学専修卒業。
B型Rh+。天秤座。家紋は「丸に九枚笹」。
大叔父(おおおじ)は精鋭集団である帝国陸軍航空審査部所属で、「キ61(きろくいち)の神様」と呼ばれた坂井雅夫少尉。キ61は三式戦闘機「飛燕(ひえん)」のことである。

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