掃除機496方式(英語名:HAL496 Systems)による英語などの学習方法を提唱するブログです。英文に関して、解説・対訳などの掲載を中心としています。訳し方は、そのときの状況によるので、直訳っぽいのもあったりします。転載及び2次使用可。(C) no rights reserved / aucun droits réservés / keine Rechte vorbehalten / 著作権全面放棄

3.12.2008

New Faces, New Places(対訳)

New Faces, New Places

新しい顔ぶれ、新しい環境

Dream lofty dreams, and as you dream, so you shall become.

気高い夢を見なさい。そうすれば、あなたが夢を見るとおりに、あなたはそうなるでしょう。

→気高い夢を見ることです。あなたはあなたが夢見た人間になるでしょう。

(ジェームズ=アレンのことばは、ふつう、後者のように訳されています)

James Allen

――ジェームズ=アレン――

7A

We would like to introduce ourselves.

私たちは自分たち自身を紹介したいと思います。

→私たちは自己紹介をしたいと思います。

We are the people in this book.

私たちはこの本の中にいる人々です。

→私たちはこの本に登場する人間です。

You are going to read stories about new people and new places.

あなたがたは新しい顔ぶれと新しい環境についての話を読むことになっています。

Each of us has a personal message for you.

私たちのうちのひとりひとりには、みなさんに対するひとりひとりからのメッセージがあります。

7B

My name is Hoshino Michio, and I am a photographer.

私の名前は星野道夫で、写真家です。

I took many pictures in Alaska.

私はアラスカで多くの写真を撮りました。

It is very dangerous to take pictures of bears.

熊の写真を撮ることはたいへん危険です。

When I was sixteen I made a long trip, all by myself, to America and Canada.

私が16歳のときに、私は、すべて自分ひとりで、アメリカとカナダへの長距離[or長期間]にわたる旅行をしました。

Later in this book, I want to show you some of my pictures.

この本で、後ほど、私はあなたがたに私の写真のうちの何枚かをお見せしたいと考えています。

You will also read about my trip.

あなたがたは私の旅行についても読むでしょう。

7C

If you would like to see pictures of Alaska, turn to pages {19 to 22}.

もしもあなたがたがアラスカの写真を目にしたいのであるなら、19ページから22ページを見てください。

7D

Chance encounters with people are an important part of life.”

「人々との偶然の出会いは人生の重要な部分である」

I learned to see my own country in a new light.

「自分自身の国を新しい光の下で見るということを私は学んだ」

→「新しい視点から自分の祖国を眺めることを私は学んだ」

8A

I am Ramses II.

私はラムセス2世である。

You pronounce thatRamses the Second.”

(あなたがたは)それ[=Ramses II]を「ラムセス・ザ・セカンド」と発音する。

People call me Ramses the Great.

国民は私のことをラムセス大王と呼ぶ。

I like that.

私はそれ[=ラムセス大王と呼ばれること]を気に入っている。

8B

I was born more than 3,000 years ago in Egypt.

私は3000年以上前にエジプトで生まれた。

I was king of Egypt and I was very powerful.

私はエジプト王であり、私にはたいへん権力があった。

I built temples on the Nile River.

私はナイル河沿いに神殿を建立(こんりゅう)した。

In front of the main temple, there are four big statues of me.

主要な神殿[=正殿]の前には、私の4つの大きな像がある。

I like statues of myself.

私は自分自身の彫像が気に入っている。

8C

In the twentieth century, some people built a dam on the Nile River.

20世紀に一部の人々がナイル河にダムを建設した。

20世紀に、ナイル河にダムを建設した者がいた。

20世紀に、ダムがナイル河に建設された。

The water got higher and higher.

水位はどんどん上昇した。

I was afraid [my temples would disappear under the water].

わが神殿が水面化に消え去るのではないかと私は怖(おそ)れた。

→わが神殿が水没するのではないかと私は怖れた。

→わが神殿が水没するのではないかと私は心配した。

Later in this book, youll learn [what happened].

この本で、後ほど、あなたがたは何が起こったのかがわかるでしょう。

8D

Human 1 ingenuity and 2 cooperation saved my temples.”

「人間による創意工夫と協力とわが神殿を救った」

What kind of human history will I see in the future?”

「私は、将来、どういった種類の人間の歴史を目にするのであろうか?」

9A

My name is Jane Goodall and I am from England.

私の名前はジェーン=グドールで、私はイングランドの出身です。

I am interested in science and the environment.

私は科学と環境とに興味があります。

Many scientists work in universities or in companies, but not me.

多くの科学者は大学や企業で活動していますが、私の場合はちがいます。

I spend a lot of time in Africa with chimpanzees.

私は、チンパンジーとともにアフリカで多くの時間を過ごします。

Chimpanzees are my friends.

チンパンジーは私の友人です。

Did you know [that they are very much like humans]?

彼ら[=チンパンジー]が非常に人間に似ているということをあなたがたは知っていましたか?

I am very worried about the world’s environment.

私は世界の環境についてたいへん心配しています。

I started a club.

私はあるクラブを始めました。

I named itRoots and Shoots.”

私はそれ[=私が創設したクラブ]を「ルーツ・アンド・シューツ」と名づけました。

Ill tell you about all this later in this book.

この本で、後ほど、私はあなたがたにこうしたことすべてについてお話したいと思います。

9B

Look at page 95.

95ページを見てください。

Here I am with one of myfriends.”

そこでは、私は、私の「友人」のひとりと一緒にいます。

9C

If you are really determined, you will find a way.

「もしもあなたが本当に決心しているならば、方法が見つかるでしょう。

→「意志あるところに道は拓けるのです。

Don’t give up.

あきらめないでください」

My hope lies in young people.”

「私の希望は若者にあります」

10A

I was in Nagasaki in 1945 just after the war.

私は1945年、終戦直後に長崎にいました。

I am an American photographer and I took many pictures at that sad time.

私はアメリカ人の写真家で、あの悲しい時期に多くの写真を撮りました。

My name is Joe O’Donnell.

私の名前はジョー=オダネルです。

In lesson 7, Ill show you one of my photos.

レッスン7で、私は私の(撮った)写真のうちの一枚をお見せします。

10B

And I am Kim Phuc.

それから、私はキム=フクです。

I live in Canada now, but I was born in Vietnam and grew up there during the war.

私は今、カナダに住んでいますが、しかし、私はヴェトナムに生まれ、戦争中にそこで[=ヴェトナムで]育ちました。

One day our village was bombed and I was burned.

ある日、私たちの村は爆弾を落とされ、私は焼かれました[=火傷を負いました]。

I don’t remember much about that day, but there is a famous photograph of me.

私はあの日についてあまり憶えていませんが、しかし、有名な私の写真があります。

Im running down the road.

私は道路を走っています。

I am crying and all my clothes are burned off.

私は泣いていて、私の服はみな、焼け落ちています。

I will never forget [how terrible war is].

戦争というものがどのくらい怖ろしいのか、私は決して忘れません。

My pictures are on page 112.

私の写真は112ページにあります。

10C

I want everybody to see that picture.”

「私はみんなにあの写真を見てもらいたいのです」

There should never be war again.”

「二度と戦争を起こしてはなりません」

11A

I suppose [you don’t know my face, and you may not know my name].

あなたがたは私の顔を知らないと思いますし、私の名前も知らないかもしれません。

Thats OK, because I am sure [that you know these faces and these names]: Lucy and Linus and Snoopy and Charlie Brown.

それでかまいません。なぜなら、あなたがたはつぎの顔や名前は知っていると私は確信しているからです。ルーシーとライナスとスヌーピーとチャーリー=ブラウンです。

Thats right.

そのとおりです。

→正解です。

Im a cartoonist, and I drew the PEANUTS comic.

私は漫画家で、『ピーナッツ』という漫画を描きました。

My name is Charles M. Schulz, but you don’t have to remember my name.

私の名前はチャールズ=M=シュルツですが、しかし、あなたがたは私の名前を憶えておく必要はありません。

Just don’t forget Charlie Brown and Snoopy!

ただ、チャーリー=ブラウンとスヌーピーだけは忘れないでくださいね!

12A

There are PEANUTS comics on pages 125 and 127.

125ページと127ページに『ピーナッツ』の漫画があります。

They are in English.

それらは英語です[=英語で書かれています]。

Can you understand them?

あなたがたはそれらを理解することができますか?

12B

Real success in life is not a matter of 1money, 2fame, and 3power.”

「人生における本当の成功は、お金や名声や権力の問題ではありません」

Learn to laugh at yourself.”

「自分自身を笑い飛ばすことを学んでください」

12C

You will learn more about us later in this book.

あなたがたはこの本で、後ほど、私たちについてより多くのことを知るでしょう。

Nice to meet you.

はじめまして。

Shall we get started?

さあ、始めましょうか?

New Faces, New Places

CROWN I Lesson 1
New Faces, New Places
新しい顔ぶれ、新しい環境

気高い夢を見なさい。そうすれば、あなたが夢を見るとおりに、あなたはそうなるでしょう。
→気高い夢を見ることです。あなたはあなたが夢見た人間になるでしょう。
(ジェームズ=アレンのことばは、一般には後者のように訳されています)
*Dream lofty dreamsの部分は、loftyが形容詞であるとわかれば、dreamsが名詞であろうと判断がつく。loftyという形容詞を知らなくとも、dreamsの-sは3人称単数なのか、名詞の複数形なのかを考え、かつ、後半にand as you dream, so you shall become.とandで結ばれているのを見れば、命令文+and S V ...という形だと推測でき、文頭のDreamは命令文だとわかるはず。

――ジェームズ=アレン――

7A
私たちは自分たち自身を紹介したいと思います。
→私たちは自己紹介したいと思います。

私たちはこの本の中にいる人々です。
→私たちはこの本に登場する人間です。

あなたがたは新しい顔ぶれと新しい環境についての話を読むことになっています。
*もう少し日本語らしくするには、「あなたがた」を「みなさん」にするとよいだろう。以下、同様。ここでのyouは総称人称generic personのyouというもので、話し相手(ここでは読者)を含む人一般を表しているので、そういう場合、日本語では「みなさん」を使う。

私たちのうちのひとりひとりには、あなたがたに対する個人的なメッセージがあります。

7B
私の名前は星野道夫で、私は写真家です。

私はアラスカで多くの写真を撮りました。

熊の写真を撮ることは非常に危険です。
*星野道夫さんは、羆(ひぐま)に襲われて、お亡くなりになっています。

私が16歳のときに、私は、すべて自分ひとりで、アメリカとカナダへの長距離[or 長期間]にわたる旅行をしました。

この本で、後ほど、私はあなたがたに私の写真のうちの何枚かをお見せしたいと考えています。

あなたがたは私の旅行について(の文章)も読むでしょう。

7C
もしもあなたがたがアラスカの写真を目にしたいのであるなら、19ページから22ページを見てください。

7D
「人々との偶然の出会いは人生の重要な部分である」

「自分自身の国を新しい光の下で見るということを私は学んだ」
→「新しい視点から自分の祖国を眺めるということを私は学んだ」

8A
私はラムセス2世である。

(あなたがたは)それ[=Ramses II]を「ラムセス・ザ・セカンド」と発音する。

人々は私のことをラムセス大王と呼んでいる。
*My poepleとでもなっていれば、「国民」などの意味になるが、単にPeopleだけなので、世間一般の人々という意味になる。

私はそれ[=ラムセス大王と呼ばれること]を気に入っている。

8B
私は3000年以上前にエジプトで生まれた。

私はエジプト王であり、私には強力な権力があった。

私はナイル河沿いに神殿を建立した。

主要な神殿[=正殿]の前に、4つの大きな私の像がある。

私は自分自身の像が気に入っている。

8C
20世紀に一部の人々がナイル河にダムを建設した。

20世紀に、ナイル河にダムを建設した者がいた。
→20世紀に、ナイル河にダムが建設された。
*能動態の文をあえて受動態に訳したほうが読みやすい例です。

水位はどんどん上昇した。

わが神殿が水面下に消え去るのではないかと私は怖れた。
→わが神殿が水没するのではないかと私は心配した。

この本で、後ほど、あなたがたは何が起こったのかがわかるでしょう。

8D
「人類による創意工夫と協力とが、わが神殿を救った」

「私は、将来、どういった種類の人類の歴史を目にするのであろうか?」

9A
私の名前はジェーン=グドールで、イングランド出身です。

私は科学と環境とに興味があります。

多くの科学者は大学や企業で活動していますが、私の場合はちがいます。

私はチンパンジーとともにアフリカで多くの時間を過ごします。

チンパンジーは私の友人です。

彼ら[=チンパンジー]がきわめて人間に似ているということあなたがたは知っていましたか?

私は世界の環境についてたいへん心配しています。

私はあるクラブを始めました。

私はそれ[=私が創設したクラブ]を「ルーツ・アンド・シューツ'(Roots & Shoots)と名づけました。

この本で、後ほど、私はあなたがたに、こうしたことすべてについてお話ししたいと思います。

9B
95ページを見てください。

そこで、私は、私の「友人」のひとりと一緒にいます。

9C
「もしもあなたが本当に決心しているならば、方法が見つかるでしょう。あきらめないでください」

「私の希望は若者にあります」

10A
私は1945年、終戦直後に長崎にいました。

私はアメリカ人の写真家で、あの悲しい時期に多くの写真を撮りました。

私の名前はジョー=オダネルです。

レッスン7で、私は私の(撮った)写真のうちの1枚をお見せします。

10B
それから、私はキム=フクです。

私は今、カナダに住んでいますが、しかし、私はヴェトナムで生まれ、戦争中にそこ[=ヴェトナム]で育ちました。

ある日、私たちの村は爆弾を落とされ、私は焼かれました[=火傷を負いました]。

私はあの日についてあまり憶えていませんが、しかし、有名な私の写真があります。

私は道路を走っています。

私は泣き叫んでいて、私の服はみな、焼け落ちています。

戦争というものがどのくらい怖ろしいのか、私は決して忘れません。

私の写真は112ページにあります。

10C
「私はみなさんにあの写真を見てもらいたいのです」

「二度と戦争を起こしてはなりません」

11A
あなたがたは私の顔を知らないと思いますし、私の名前も知らないかもしれません。

それで結構です。なぜなら、あなたがたはつぎの顔や名前を知っていると確信しているからです。ルーシーとライナスとスヌーピーとチャーリー=プラウンです。

そのとおりです。
→正解です。

私は漫画家で、『ピーナッツ』という漫画を描きました。

私の名前はチャールズM.シュルツ(Charles M. Shulz)ですが、しかし、あなたがたは私の名前を憶えておく必要はありません。

ただ、チャーリー=ブラウンとスヌーピーだけは忘れないでくださいね!

12A
125ページと127ページに『ピーナッツ』の漫画があります。

それらは英語です。
→それらは英語で書かれています。

あなたがたはそれらを理解することができますか?

12B
「人生における本当の成功は、お金や名声や権力の問題ではありません」

「自分自身を笑い飛ばすことを学んでください」

12C
あなたがたはこの本で、後ほど、私たちについてより多くのことを知るでしょう。

はじめまして。

さあ、始めましょうか?

〔了〕

3.11.2008

When I Was Sixteen(対訳)

When I Was Sixteen

私が16歳だったとき

We all live in suspense, from day to day, from hour to hour, in other words, we are the hero of our own story.

私たちはみな、日々刻々と(先の見えない)緊張感の中で暮らしている。言い換えると、私たちは自分自身の物語の主人公なのである。

Mary McCarthy

メアリー=マッカーシー

0.1

At the very moment {when we are living our mundane everyday lives}, time in another dimension is flowing slowly and steadily onward.

私たちがありふれた日々の生活を送っているまさにその瞬間、別の次元の時間はゆっくりと着実に先へと流れている。

Whether or not we feel this other time in some corner of our hearts makes all the difference.

私たちが感じようと、感じまいと、私たちの心のある片隅にあるこの別の時間が違い全体を作るのである。

or私たちの心のとある片隅になるこの別の時間がすこぶる重要であるということを私たちが感じようと、感じまいと。

0.2

Hoshino Michio (1952-1996) was a famous nature photographer.

星野道夫は自然が専門の有名な写真家であった。

He spent many years in Alaska.

彼はアラスカで多くの年月を過ごした。

Here he looks back on his first journey to North America.

ここで、彼は最初の北アメリカへの旅行を振り返る。

1.1

I went to America for the first time when I was sixteen.

16歳のときに私は初めてアメリカへ行った。

Nowadays many young people go abroad: things have changed a lot since I was a boy.

近頃では、多くの若者が外国に行く。事態は私が少年だったとき以来、ずいぶんと変わっている。

To me, America was a strange, far-away land.

私にとって、アメリカは未知の遥かなる国であった。

However, I had a dream 1{to cross the ocean by ship} and 2{to hitchhike across America}.

しかしながら、船で太平洋を渡り、ヒッチハイクでアメリカを横断するという夢が私にはあった。

1.2

In high school, I got part-time jobs to save money.

高校時代、私はお金を貯めるためにアルバイトを始めた。

My father became interested in my plan and gave me money for the trip.

父は私の計画に興味を抱き、私に旅行のための資金をくれた。

It was a difficult decision for my father.

父にとってそれ[=旅行の資金を与えること]は難しい決断であった。

For one thing, he was an office worker and it was a large amount of money for him.

ひとつには、彼[=父]はサラリーマンであり、それ[旅行の資金]は彼にとって莫大(ばくだい)な額の金額であったからである。

For another, people would tell him not to allow his son to go on such an adventure.

もうひとつには、息子がそんな冒険に出かけるのを許さないようにと人々が彼によく言ったものであったからである。

Foreign lands were so far away for us in those days; how could a boy ever hope to make it home safely?

外国は当時の私たちにとって、とても遠くにあった。いったい、安全に首尾よく自宅にたどりつくことをひとりの少年が望むことができたであろうか?

2.1

I left Yokohama in the summer of 1968.

私は1968年の夏に横浜を出発した。

The ocean was so blue and so large.

太平洋はとても青く、とても大きかった。

At night the stars looked very close.

夜、星はとても近くに見えた。

I felt both O1the shortness of human life and O2the vastness of human imagination.

人間の人生の短さと、人間の想像力の莫大さとの両方を私は感じた。

人の人生は短いが、想像力は限りがないということを私は同時に感じた。

Two weeks later, I saw the city of Los Angeles on the horizon.

2週間後、水平線にロスアンゼルスの町があるのを私は目にした。

I arrived in America with nothing but a backpack.

リュックサックだけを持って、私はアメリカに到着した。

It was filled with my few things: a tent, a sleeping bag, a small cooking stove, and maps.

それ[=リュックサック]はわずかばかりのものでいっぱいであった。すなわち、テントと、寝袋と、小さい調理用コンロと地図であった。

2.2

The port was a long way from the city.

その港は町から遠く離れていた。

It was dark, and I had no place to stay for the night.

暗かったし、それに夜の間、泊まるところが私にはなかった。

I had no plan; Sdeciding which way to go was like throwing dice.

私には予定がなかった。つまり、どちらの道を進むかを決めることは、サイコロを投げるようなものであった。

I knew no one in Los Angeles.

ロサンゼルスでは私は誰も知らない。

No one in the world even knew where I was, but I felt no fear at all.

世界で誰も私がどこにいるのかさえ知らなかったが、しかし、私は全然恐怖を感じなかった。

I just wanted to shout for joy at my new freedom.

私は自分の新しい自由に対する喜びのあまり声を上げたいと思っただけだった。

2.3

A few days later I arrived at the Grand Canyon.

数日後、私はグランドキャニオンに到着した。

I was amazed at the vastness of nature.

私は自然の広大さに驚いた。

For the first time, I slept in a small tent in the wilderness.

生まれて初めて、私は荒野の中の小さいテントで眠った。

That experience gave me an idea and, several years later, it led me to Alaska.

この経験は私にひとつの考えを与え、数年後、それは[=ひとつの考え]は私をアラスカへと導いた。

この経験のおかげで、私はひとつの考えを得、数年後、その考えのせいで、私はアラスカへと赴いた。

3.1

I traveled by Greyhound bus to the South.

私はグレイハウンドバスで南部へと旅行した。

S1Atlanta, S2Nashville, and S3New Orleans impressed me deeply.

アトランタとナッシュビルとニュー=オリンズは私に深く感銘を与えた。

There was a certain smell around every bus station: a smell of restrooms, shoe polish, hot dogs, and hamburgers.

どのバスターミナルの周囲でもある特定のにおいがあった。すなわち、トイレや靴クリームやホットドッグやハンバーガーのにおいである。

I am always filled with nostalgia for America when I remember that smell.

あのにおいを思い出すと、私はいつもアメリカへの郷愁に満たされる。

3.2

While I was hitchhiking in Canada, I was picked up by a family and traveled with them for ten long days.

カナダでヒッチハイクをしていたとき、私はある家族に(車に)乗せてもらい、10日間もの長きにわたって彼らとともに旅行した。

I felt that I was part of that family.

私はその家族の一員であると感じた。

Years later, the mother told me, “When we first saw you on the road, we drove right on by.

数年後、(その家族の)母親が私に(次のように)言った。「私たちが道路であなたを最初に見かけたときは、すぐ横を通りすぎたわね。

But the kids told us to 1go back and 2pick you up.”

でも、子供たちが引き返して、あなたを乗せてやれって私たちに言ったのよ」

3.3

With the help of many people, I completed my journey safely two months later when I arrived in San Francisco.

多くの人々の手助けのおかげで、2ヵ月後にサンフランシスコに到着したとき、私は安全に旅行を終えた。

I treated myself to 1a cola and 2a great big hamburger.

私は自分自身にコーラと超特大のハンバーガーをおごった。

I was more confident in myself than ever before.

以前よりもまして私は自分に自信を持っていた。

4.1

When you travel alone, you have thrilling experiences and chances {to meet all kinds of people}.

あなたがひとりで旅行をするとき、あなたにはスリルに満ちた経験と、すべての種類の人々と会う機会がある。

SDeciding on each day’s plan that very day is Clike living in a story without any plot.

それぞれの日の予定をまさにその日に決定することは、筋書きのないに物語を生きることに似ている。

If you miss your bus and take another, your life will take a different turn.

もしも、あなたが乗る予定のバスに乗り損なって、別の(バス)に乗るならば、あなたの人生は異なる展開を示すであろう。

I have learned from this journey O[that S’chance encounters with people are C’an important part of life].

私はこの旅行から、人々との偶然の出会いは人生の重要な部分であるということを学んだ。

4.2

When I returned home, I found myself in the same old life as a student in a Japanese high school.

私が自宅に戻ったとき、日本の高校におけるひとりの学生としての相変わらずの昔からの生活に自分自身がいることに私は気づいた。

However, Smy experience of traveling abroad gave OIme ODa sense of freedom.

しかしながら、外国へ旅行したという私の経験は私に自由という感覚を与えた。

Now I knew [that there was a world beyond my day-to-day life in Japan].

そのときには、日本での私の日々の生活を超えたところにひとつの世界が存在するということを私は知っていた。

There were real people in those far lands, and they were living ordinary lives, just like mine.

こうした遠くの国々には現実に存在する人々が存在しており、彼ら[=遠くの国々に存在する人々]は、ちょうど私の生活のような普通の生活を送っていた。

I learned to see my own country in a new light.

新しい視点から自分の祖国を眺めることを私は学んだ。

4.3

Today as I walk alone through the wilderness of Alaska, I often remember my first journey to foreign lands.

今日、アラスカの荒野のあちこちをひとりで歩くとき、外国への最初の旅行を私はしばしば思い出す。

When I was Sixteen

When I Was Sixteen
私が16歳だったとき

私たちはみな、日々刻々と(先の見えない)緊張感の中で暮らしている。言い換えると、私たちは自分自身の物語の主人公なのである。
―メアリー=マッカーシー―

0.1
私たちがありふれた日々の生活を送っているまさにその瞬間、別の次元の時間はゆっくりと着実に先へと流れている。

私たちが感じようと感じまいと、心のある片隅に存在するこの別の時間が違い全体を作り上げるのである[=きわめて大切なことである]。

0.2
星野道夫(1952-1996)は自然が専門の有名な写真家であった。

彼はアラスカで多くの年月を過ごした。

ここで[=今]、彼は北アメリカへの最初の旅行を振り返る。

1.1
16歳のときに私は初めてアメリカへ行った。

近頃では、多くの若者が外国に行く。状況は私が少年であったとき以来、ずいぶんと変わっている。

私にとって、アメリカは未知の遥かなる国であった。

しかしながら、船で太平洋を渡り、ヒッチハイクでアメリカを横断するという夢が私にはあった。

1.2
高校時代、私はお金を貯めるためにアルバイトを始めた。

父は私の計画に興味を抱き、私に旅行のための資金をくれた。

父にとってそれ[=旅行の資金を与えること]は難しい決断であった。

ひとつには、彼[=父]はサラリーマンであり、それ[=旅行の資金]は彼にとって莫大な額の金額であったからである。

もうひとつには、息子がそんな冒険に出かけるのを許さないようにと人々が彼によく言ったものであったからである。

同時の私たちにとって、外国はとても遠くにあった。いったい、安全に首尾よく自宅にたどりつくことをひとりの少年が望むことができたであろうか?

2.1
私は1968年の夏に横浜を出発した。

太平洋はとても青く、とても大きかった。

夜、星はとても近くに見えた。

人間の人生の短さと、人間の想像力の莫大さとの両方を私は感じた。
→人の人生は短いが、想像力は限りがないということを私は同時に感じた。

2週間後、水平線にロサンゼルスの町があるのを私は目にした。

リュックサックだけを持って、私はアメリカに到着した。

それ[=リュックサック]はわずかばかりのものでいっぱいであった。すなわち、テントと寝袋と小さい調理用コンロと地図であった。

2.2
港は町から遠く離れていた。

日が暮れていて、しかも、夜の間、泊まるところが私にはなかった。

私には予定がなかった。つまり、どちらの道を進むかを決めることは、サイコロを投げるようなものであった。

ロサンゼルスでは私はだれもしらない。

世界でだれもわたしがどこにいるのかさえ知らなかったが、しかし、私は全然恐怖を感じなかった。

自分の新しい自由に対する喜びのあまり声を上げたいと思っただけだった。

2.3
数日後、私はグランドキャニオンに到着した。

私は自然の広大さに驚いた。

生まれて初めて、荒野の中の小さいテントで眠った。

この経験は私にあるひとつの考えを与え、数年後、それ[=ある考え]は私をアラスカへと導いた。
→この経験のおかげで、私はひとつの着想を得、数年後、その着想によって、私はアラスカへと赴いた。

3.1
私はグレイハウンドバスで南部へと旅行した。

アトランタとナッシュビルとニューオリンズは私に深く感銘を与えた。

どのバスターミナルの周囲でもある特定のにおいがあった。すなわち、トイレや靴クリームやホットドックやハンバーガーのにおいである。

あのにおいを思い出すと、私はいつもアメリカへの郷愁に満たされる。

3.2
カナダでヒッチハイクをしていたとき、私はある家族に(車に)乗せてもらい、10日間もの長きにわたって彼らとともに旅行した。

私は自分がその家族の一員であると感じた。

数年後、(その家族の)母親が私に(次のように)言った。「私たちが道路であなたを最初に見かけたときは、すぐ横を通りすぎたわね。

でも、子どもたちが引き返して、あなたを乗せてやれって私たちに言ったのよ」

3.3
多くの人々の手助けのおかげで、2か月後にサンフランシスコに到着したとき、私は無事に旅行を終えた。

私は自分自身にコーラと超特大のハンバーガーをおごった。

以前よりもまして私は自分に自信を持っていた。

4.1
あなたがひとりで旅行をするとき、あなたはスリルに満ちた経験とすべての種類の人々と出会う機会がある。

それぞれの日の予定をまさにその日に決定することは、筋書きのない物語を生きることに似ている。

もしもあなたが乗る予定のバスに乗り損ない、別の(バス)に乗るならば、あなたの人生は異なる展開を示すであろう。

私はこの旅行から、人々との偶然の出会いは人生の重要な部分であるということを学んだ。

4.2
自宅に戻ったとき、日本の高校におけるひとりの学生としての相変わらずの生活に自分自身がいることに私は気づいた。

しかしながら、外国へ旅行したという経験は私に自由という感覚を与えた。


そのときには、日本での私の日々の生活を超えたところにひとつの世界が存在するということを私は知っていた。


こうした遠くの国々には現実に存在する人々がおり、彼ら[=遠くの国々に存在する人々]は、ちょうど私の生活のような普通の生活を送っていた。


新しい視点から祖国を眺めることを私は学んだ。


4.3

今日、アラスカの荒野のあちこちをひとりで歩くとき、外国への最初の旅行を私はしばしば思い出す。


〔了〕

When I Was Sixteen(註釈)

When I Was Sixteen

 

We all live in suspense, from day to day, from hour to hour, in other words, we are the hero of our own story.

we all: 私たちはみな:allweの同格。

live: 生きる;暮らす;生活する

suspense: (結果がどうなるかわからない、情報を早く知りたいなどのための)不安、気がかり、懸念;(小説・劇・映画などでの)サスペンス《先がどうなるかという緊張感・興奮》:(精神的な)どっちつかずの状態、あやふやな気持ち/あとでwe are the hero of our own story(私たちは自分自身の物語の主人公なのです)と言い換えていることから意味を確定する。すると、in suspenseは「緊張感の中で」あるいは「先の見えない緊張感の中で」くらいの意味になるのではないだろうか。

from day to day:〔物事の変化が〕日ごとに、一日一日と=day by day:〔将来を考慮せず〕その日その日で

from hour to hour: 1時間ごとに

in other words : 言い換えれば;換言すれば

the hero :〔勇敢な行為をした〕英雄、豪傑:〔映画や文学作品の男性の〕主人公▼この意味では hero は男性にしか使えない。cf. heroine

our own story : 私たち自身の物語

 

Mary McCarthy

Mary (Therese) McCarthy: 1912-89)メアリー=マッカーシー。米国の小説家・批評家;The Group (1963)▼代表作『グループ』は映画化もされたが、日本ではあまり評価されていないようだ。著作は主に早川書房から出版されたが、早川書房から出版されたがゆえに日本での評価が低いのかとも思ったが、日本では売れないと判断されたから、早川書房くらいの出版社でも獲得できる金額の翻訳権料となったのかもしれない。

 

0.1

At the very moment {when we are living our mundane everyday lives}, time in another dimension is flowing slowly and steadily onward.

very : adj. まさに;まさにその…;〈強調〉まさに;まさしく;…でも;…だけでも▼名詞の前にあるので形容詞。cf. Your very presence is enough. あなたがいてくれるだけで十分。

moment : 瞬間

At the very moment when …: …であるまさにその瞬間に▼whenは関係副詞。

mundane …: 平凡な;ありふれた;日常の

everyday …:毎日の;日常の;普段の▼副詞は every day。ありふれた、平凡な

lives : a life(人生;生活;暮らし)の複数形。

we are living our mundane everyday lives : 私たちはありふれた平凡な生活を送っている。▼to live は目的語を取らない自動詞だが、to live a happy life(幸せな人生を過ごす)などのようにlifeの前に形容詞を伴うのは可能。to live(生きる)とa life(人生)は派生語の関係にあるので、この場合のlivesはとくに同族目的語という。

another: 別の;もうひとつの

dimension : 次元▼発音はdiménʃndaiménʃnの両方がある。

time in another dimension : 別の次元における時間

flowing < to flow : 流れる

slowly : ゆっくりと

steadily : 着実に

onward : 前方へ;進んで;先へ▼副詞のonよりも意味が強い。

 

Whether or not we feel this other time in some corner of our hearts makes all the difference.

feel : 感じる

Whether or not :…かどうか;いずれにせよ;どっちみち;必ず

Whether or not we feel : ……私たちが感じようと感じまいと(Whether or notは譲歩の副詞節を導く)▼

this other time = the time in another dimension {which is flowing slowly and steadily onward}.

この別の時間=ゆっくりと着実に前に流れている、別の次元の時間

some : ある…

corner : 角(かど);隅(すみ);片隅(かたすみ)

hearts : 心;心臓

all the …: すべての…

difference : 違い;差異;相違;相違点

all the difference : 違い全体;差異全体→差異そのもの

to make a difference :違いを生じる;相違をもたらす;影響を及ぼす;重要である;効果がある

to make all the difference : 大違いである;状況を一変させる;大変効果がある;〔主語のおかげで〕見違えるようになる

Whether or not we feel, …feelの直後にカンマ(,)が打ってあると、Whether or not S’ V’, S V….となり、Whether or not we feelが副詞節で、 this other time in some corner of our hearts makes all the difference.が主節となる。ここではカンマ(,)が打ってないし、副詞節が短い場合はWhether we feel or not, ….などとなるのが普通。となると、副詞節だけの文だと考えられなくもない。しかし、それは意味が通らないし、教科書に載る英文としては不自然なので、Whether or not S’ V’, S V….ではないかと思うのだが。以下に、2つに分けて訳例を示す。

Whether or not we feel, this other time in some corner of our hearts makes all the difference.

われわれが感じようと感じまいと、われわれの心のとある片隅にあるこうした別の時間は違い全体を作るのである。

Whether or not we feel this other time in some corner of our hearts makes all the difference.

われわれの心のとある片隅にあるこうした別の時間は違い全体を作るということをわれわれが感じようが感じまいがいずれにせよ。

▼どっちが正しいのかわからなくなった。

 

0.2

Hoshino Michio (1952-1996) was a famous nature photographer.

Hoshino Michio : 星野道夫。1952千葉県市川市に生まれる。1976年慶応義塾大学経済学部卒業。1978年アラスカ大学野生動物管理学部にて4年間学ぶ。19968月、ロシア・カムチャッカ半島クリル湖畔で熊に襲われ、死去。代表的な写真集『グリズリー』『ムース』など。第3回アニマ賞受賞。National Geographic Magazineなどで作品を発表。

famous : 有名な;著名な

nature : 自然

photographer : 写真家;カメラマン▼fətɑ́grəfə(r)と、第2音節に強勢(stress)がある。

 

He spent many years in Alaska.

spent < to spend: 過ごす;費やすspend-spent-spent

Alaska : アラスカ

 

Here he looks back on his first journey to North America.

look back on : 回想する;振り返る;追想する

journey : 旅;(通常陸上の比較的長い)旅行▼目的地への長距離の旅行で「長期にわたり骨の折れるもの」という含みがある。

North America : 北アメリカ

 

1.1

I went to America for the first time when I was sixteen.

went < to go cf. go-went-gone

for the first time : 初めて;最初に

 

Nowadays many young people go abroad: things have changed a lot since I was a boy.

nowadays : 最近では;このごろは;近ごろ= these days

many young people : 多くの若い人々が→多くの若者が→若者が大勢

abroad : 外国へ;海外に;外国で;海外で

go abroad : 海外へ行く

a thing : 事物;物事;物;物体

things : 状況;事情;事態

to change : 変わる;変化する

have changed : 変化してしまっている;変わってしまっている

a lot : 大いに;すこぶる;たいへん;たいそう

since : …以来

 

To me, America was a strange, far-away land.

to me : 私にとって

strange : 未知の;見知らぬ;奇妙な

far-away : 遠く離れた

a land : 土地;国;陸

 

However, I had a dream 1{to cross the ocean by ship} and 2{to hitchhike across America}.

however : しかしながら

a dream :

to cross : …を横切る;…を横断する

the ocean : 大洋;大海原▼ここでははじめから特定のものを示す定冠詞theがついており、日本からアメリカ合衆国へは太平洋を渡るのに決まっているので「太平洋」と訳してもよいというか、訳すべき。

by ship: 船で[に乗って];海路で;船便で

to hitchhike : ヒッチハイクする

across …: …を横切って;~を横断して;~の向こう側に[へ・で];~を越えて;~を渡って

 

1.2

In high school, I got part-time jobs to save money.

high school : 高校;高等学校▼

got <>手に入れる;獲得する

part-time : パートタイムの、非常勤の、定時制の

job(s) : 仕事;職;勤め口

part-time job(s) : アルバイト;パート(タイム)の仕事;内職;非常勤の仕事▼アルバイトArbeitはドイツ語で「仕事、労働」のこと。英語のworkに相当する。

to get part-time jobs : アルバイトに就く;パートの仕事に就く

to save : 貯金する;貯める;倹約する;確保しておく▼ときおり、お金を貯めるのか、節約するのか、どんなに考えてもはっきりしない文があるが、そのときには節約するとやっておくのが無難。

money : お金;金銭

to save money : 貯金する;お金を貯める▼「お金を貯金する」としてはいけない。「貯金」そのものが「金を貯めること」だから。

 

My father became interested in my plan and gave me money for the trip.

to be interested in …: …に興味がある;…に興味を抱いている

became < to become cf. become-became-become

to become interested in …: …に興味を抱く;…に興味を持つ

plan : 計画

gave < to give cf. give-gave-given

to give OI OD : OIODを与える

money for the trip: 旅行のための資金

 

It was a difficult decision for my father.

a decision : 決断;決心

 

For one thing, he was an office worker and it was a large amount of money for him.

for one thing , ….(for another (thing)) : ひとつには…(だから)であり、(もうひとつには…だからである)▼理由を述べるのに用いる。

an office worker : サラリーマン;会社員;勤め人;事務員;職員

amount : 量;(金)額

a large amount of …: 巨額の;多額の;大量の

a large amount of money : 莫大な額のお金;莫大な金額≒much money

 

For another, people would tell him not to allow his son to go on such an adventure.

for another : もうひとつには…からである

would : よく…したものだった▼過去の習慣・修正。

tell somebody not to do : 人に…しないように言う;人に…しないように命じる

to allow somebody to do : 人が…することを許す;人に…させておく;人が……するのにまかせる

go on …: …しに出かける▼以下の用例を参照せよ

---

go on a journey :  旅に出る

go on a hike : ハイキングに行く

go on a walk : 散歩に出る

go on a demo : デモに行く

go on a visit : 訪問に行く

---

go for a drive :ドライブに出かける

go for a walk : 散歩に出かける

go for a swim : 泳ぎに出かける

---

such …: そのような…;そんな…

an adventure : 冒険

 

Foreign lands were so far away for us in those days; how could a boy ever hope to make it home safely?

foreign : 外国の;対外関係の:異質の;無関係の;なじまない;見知らぬ

land(s) : 陸地;土地;国

so : それほど;とても

far away : 遠く離れて

in those days : その当時;あのころは≠these days(このごろは;近頃は)

how : いかにして;どのようにして

ever : いったい;そもそも

hope to do : …することを望む

to make it to …: (首尾よく)…までたどり着く

home : 自宅へ

safely : 安全に

 

2.1

I left Yokohama in the summer of 1968.

left < to leave cf. leave-left-left

to leave …: …を出発する;…を立ち去る

in the summer of 1968 : 1968年の夏に

 

The ocean was so blue and so large.

the ocean : 大洋;大海原;(ここでは)太平洋

so : とても= very

blue : 青い

large : 大きい▼「Lサイズ」のLlargeの頭文字。

 

At night the stars looked very close.

at night :

the stars :

to look C : Cであるように見える;Cのようだ

close : 接近した;ごく近い▼発音に注意。/klous/で、「閉じる」の意味の動詞to close/klouz/

 

I felt both O1the shortness of human life and O2the vastness of human imagination.

felt < to feel cf. feel-felt-felt

to feel …: …を感じる

both O1 and O2 : O1O2の両方

the shortness : 短さ< short(短い)

human : 人間の

life : 人生

the vastness : 広大さ;莫大さ

imagination : 想像力< to imagine(想像する)

 

Two weeks later, I saw the city of Los Angeles on the horizon.

later : …後

two weeks later : 2週間後

saw < to see cf. see-saw-seen

Los Angeles : ロサンゼルス

the city of Los Angeles : ロサンゼルスという都市

of --- : ---という…▼ここのofは「同格のof」というもの。同格のofがどうかを確かめる方法のひとつに、ofof ---を省略しても意味が変わらないかどうかを考えるというものがある(ただしいろいろと例外あり)。

I saw the city of Los Angeles on the horizon.

水平線上にロサンゼルスという都市が見えた。(〇)

I saw the city on the horizon.

水平線上にその都市が見えた。(〇)

I saw Los Angeles on the horizon.

水平線上にロサンゼルスが見えた。(〇)

the horizon : 水平線;地平線▼skylineだと、空を背景とした輪郭という意味での「地平線」の意味。

on the horizon : 水平線上に;地平線上に

 

I arrived in America with nothing but a backpack.

to arrive in …: …に到着する▼国名などの面積の広いところに到着するときにはinを用い、狭い場所に到着するときにはatを用いる。

nothing but …: …だけ;…にすぎない= onlybutは「…を除いて」の意味の前置詞。

a backpack : リュックサック;バックパック;背嚢(はいのう)▼リュックサックはドイツ語のRucksackに由来するが、原音に近い読みは「ルックザック」。

with nothing but a backpack : 怒涛の直訳をすると、「バックパックを除いては何も身につけずに」となる。そこから、「バックパックだけを身につけて」となる。

 

It was filled with my few things: a tent, a sleeping bag, a small cooking stove, and maps.

It = a backpack

to fill A with B: BAを満たす:一杯にするcf. He filled the glass with water.(彼はそのグラスに水をいっぱいついだ)→ The glass was filled with water.(そのグラスは水が一杯につがれていた)

few: いくらかの、少しの、多少の▼fewだけなら「(ないことに焦点を当てて)ほとんどない」、a few なら「(在ることに焦点を当てて)いくらかの」と説明されるが、ここでは、a の代わりにmyがついているので、後者の意味であろう。cf. He had few friends.(彼には友だちはほとんどいなかった)He had a few friends.(彼には友だちが少しはいた)

colon (:) : コロン。ここでは説明句を導く。機械的に訳す場合には「すなわち」とする。

a tent : テント

a sleeping bag : 寝袋;シュラフ;シュラフザック▼シュラフ・シュラフザックはドイツ語Schlafsack(シュラフザック)から。登山用語。また、a sleeping bagsleepingは動名詞で、「眠るための」の意味。

a stove : (暖房用)ストーブ;(調理用)コンロ;レンジ

a cooking stove : 調理用コンロ▼登山用らしいので、レンジではなく、コンロ。は、動名詞で、「調理するための」の意味。

map(s) : 地図

 

2.2

The port was a long way from the city.

a port :

a way : 道のり;距離

a long way : cf. The White House is a long way from here.(ホワイトハウスはここからずっと遠く離れている)

 

It was dark, and I had no place to stay for the night.

it : 漠然と「天候」「時刻」「距離」「明暗」を表す。「それ」とは訳さない。

dark : 暗い;闇の;日が暮れて

It was dark : 「あたりは暗かった」でもいいし、「日が暮れていた」でもよいと思う。

a place : 場所

to stay : 滞在する;泊めてもらう;泊まる

for  …: …の間

to have a place to stay : 泊まる場所がある。

to have no place to stay : 泊まる場所がまったくない。

 

I had no plan; Sdeciding which way to go was like throwing dice.

a plan : 計画

I had no plan : 私には計画がまったくなかった

deciding < to decide : 決心する;決意する

deciding : 決心すること;決意すること▼動名詞。

which way to go  : どちらの道に進むべきか(ということ);どちらの方向に進むべきか(ということ)

deciding which way to go : どちらの道を行くべきかということを決めることどちらへ行くか決めること

like : …に似た;…に似ている;…のような

throwing < to throw : …を投げる;(サイコロ)を振る

throwing : 投げること▼throwingは動名詞で、前置詞likeの目的語部分を構成する。

dice : noun plural名詞、複数形サイコロ;賽(さい)singular単数形a dieであったり、ときにはdiceであったりするが、本来はa die。ユリウス=カエサル(ジュリアス=シーザー)がルビコン川を渡るときに言ったとされる「賽は投げられた」は英語では、The die is cast.で、ラテン語だとJacta alea est.(ヤクタ=アーレア=エスト)である。

throwing dice : サイコロを投げること

 

I knew no one in Los Angeles.

knew < to know : …を知っているcf. know-knew-known

one : pronoun(代名詞)人;物

no one : だれも…ない;ひとりも…ない

I knew someome. : 私はある人を知っていた。

I knew somebody. : 私はある人を知っていた。▼-bodyはイギリス英語。

I don’t know anyone. : 私はだれも知らなかった。

I don’t know anybody. : 私はだれも知らなかった。

I knew nobody. : 私はだれも知らなかった。

I knew no one : 私はだれも知らなかった。→知っている人はだれもいなかった。▼none(だれも…ない;何も…ない;ひとつも…ない;どれも…ない;どれひとつのして…ない)という語もあるが、(×)I know none.とはいえず、I know none of them.のような使い方がふつう。ちなみに、noneは単数扱いのときもあれば、複数扱いのときもある。

Los Angeles : ロサンゼルス▼L.A.と略すことはあっても、Losと略すことはない。Losはスペイン語の定冠詞(英語でいうとtheに相当するもの)。だから、外国語を知っている人にとっては、「三浦和義のロス疑惑」というときの「ロス」は相当に耳障りなことばである。

 

No one in the world even knew where I was, but I felt no fear at all.

no one : だれも…ない;ひとりも…ない

in the world : 世界で

even : …さえも;…でさえ;…ですら;(たとえ)…でも

knew < to know : …を知っているcf. know-knew-known

No one in the world even knew : 世界でだれも…を知りさえしなかった。

where I was : 私がどこにいるのか(ということ)▼名詞節で、knewの目的語。

felt < to feel : …と感じる;…を感じるcf. feel-felt-felt

fear : 恐怖;怖れ;不安;心配

noat all : 全然…ない;まったく…ない

 

I just wanted to shout for joy at my new freedom.

just : ただ;ただ…だけ;とにかく

to want to do : …したい;…したいと思う

wanted to do : …したかった;…したいと思った

to shout : 叫ぶ

joy : 喜び;歓喜

to shout for joy : うれしくて大声を出す;歓呼する;歓声を上げる;喜びのあまり大声を上げる▼forは原因・理由を示し、pity(憐れみ)、grief(深い悲しみ)、sorrow(悲しみ)などの感情を表す名詞とともによく用いられる。

freedom : 自由▼基本的にlibertyは「…する自由」を、freedomは「…からの自由」を示す。

joy at my new freedom : 新しい自由が原因の喜び▼ここでのatは、感情の原因を示すもの。He was surprised at the news.1(彼はその知らせに驚いた)のatと同じ。

 

2.3

A few days later I arrived at the Grand Canyon.

a few days later : 数日後

to arrive at …: …に到着する;…に着く;…に到く

the Grand Canyon : グランド=キャニオン▼米国アリゾナ(Arizona)州西北部のコロラド(Colorado)河流域の大峡谷(だいきょうこく)。

 

I was amazed at the vastness of nature.

to be amazed at …: …にびっくりする;…にあっけに取られる;…に感心する;…に舌を巻く;…に目を見張る;…にあきれる= to be surprised at

the vastness : 広大さ;莫大さcf. vast : adjective(形容詞)広大な;非常に広い;広漠とした;巨大な:膨大な;莫大な;巨額の

nature : 自然

 

For the first time, I slept in a small tent in the wilderness.

for the first time : 初めて;最初に

slept < to sleep : 眠るcf. sleep-slept-slept

a tent : テント

the wilderness : 荒野;荒れ地(荒地とも);荒れ野(曠野とも);だだ広いところ

in a small tent in the wilderness : 最初のinは「…の中で」の意味で、後ろのinは広い場所の前につけるin

For the first time, I slept in a small tent in the wilderness.

 

That experience gave me an idea and, several years later, it led me to Alaska.

an experience : 経験

gave < to give OI OD : OIODを与える

an idea : 考え;思いつき;アイデア;観念;着想

several years later : 数年後

it = the idea {which that experience gave me}(この経験が私に与えた着想)

led < to lead : 導くcf. lead-led-led

led < to lead O to …: Oを…へと導く;Oを…へと連れて行くcf. This road leads you to the park.(この道路はあなたを公園へと導いた→この道路を行けば公園に行けます)▼…, it led me to Alaska.は直訳すれば「その着想が私をアラスカへと導いた」となるが、自然な日本語にする場合は、主語のit (= the idea)を原因・理由とし、あとを結果として訳すなどの方法がある。例:着想のせいで、私はアラスカへと赴いた。▼S leads O to ….とあれば、「S」は「原因・理由」を示し、「O to …. 」は「結果」を示すので、訳せなくてもよいから、そうした構造を把握していれば、難関大学のややこしい英文はだいたい処理できる。

Alaska : アラスカ

 

3.1

I traveled by Greyhound bus to the South.

to travel : 旅する;旅行する;移動する

by …: …によって

Greyhound :グレーハウンド=バス(会社名)▼米国最大の路線バス会社(創業1914)。1921年製造のバスが灰色で車体が長かったためのあだ名から。▼a greyhoundは、鋭い視力と速い足で知られ、細長い体で走るのが速い、犬競争に使われる古代からの犬。元来は狩猟用で、現在は多く競争用。エジプト原産。▼「灰色」はイギリス綴りではgreyで、アメリカ綴りではgrayGreyhound (〇)はもともとは犬の品種名なので、アメリカだからといってGrayhound (×)となるわけではない。

Greyhound bus : グレーハウンド=バス

the South : 南部地方▼こ