掃除機496方式(英語名:HAL496 Systems)による英語などの学習方法を提唱するブログです。英文に関して、解説・対訳などの掲載を中心としています。訳し方は、そのときの状況によるので、直訳っぽいのもあったりします。転載及び2次使用可。(C) no rights reserved / aucun droits réservés / keine Rechte vorbehalten / 著作権全面放棄

10.27.2012

World Englishes対訳


1.1
In 1780 John Adams said, "English is destined to be (in the next and succeeding centuries) more generally the language of the world than Latin was in the last age or French is in the present age."
1780年にジョン=アダムズは言った。「ラテン語が最後の時代にそうであったり、フランス語が現代においてそうであったりしたのよりも、来(きた)るべき世紀[=19世紀]ならびにそれに続く世紀において、英語はいっそう広く一般に世界の言語となる運命にある」
It took close to 200 years before he was proved right.
彼が正しいとわかる前に200年近く経った。
→200年近く経って、彼は間違っていなかったということがわかった。
1.2
No exact statistics exist concerning the number of people {using English in the world}.
世界で英語を使う人々の数に関する精密な統計はまったく存在しない。
Howeverit is said [that more than one billion people speak English].
しかしながら、10億人以上が英語を話すと言われている。
According to some experts1.5 billion people use English in one way or another{of which 400 million use it as their native languagewhile the remaining use it as a second or foreign language}.
専門家によれば、15億人がなんらかの形で英語を使用しており、そのうちの4億人は母語として英語を用い、その一方で、残りは第2言語あるいは外国語として英語を用いている。
The figure "one billion" itself is not particularly surprising(compared with the number of speakers ofsayChinese or Spanish).
たとえば、中国語あるいはスペイン語の話者の数と比較するならば、「10億」という数字それ自体は、とりたてて驚くべきものではない。
Neverthelessthe fact [thatout of 3,000 or 5,000 languages {supposedly existing on earth}English is the only language {that can be labeled "a global language"}] is worth mentioning.
にもかかわらず、地上に存在すると推定される3000あるいは5000の言語のうち、英語が「国際語」と分類されることが可能な唯一の言語であるという事実は、言及する価値がある。
At presentthe status of English in the map of world languages is quite unique.
現在のところ、世界の言語からなる地図での英語の地位はじつにユニーク[=比較するものがないもの]である。
1.00
Is Latin a dead language?
ラテン語は死語であるのだろうか?
Latin was originally spoken in the region around Rome {called Latium}.
ラテン語はローマ周辺のラティウムと呼ばれる地域で、もともとは話されていた。
It became the official language of the Roman Empire.
それ[=ラテン語]はローマ帝国の公用語となった。
The expansion of the empire spread the use of Latinand in the 2nd century B.C.the language was spoken throughout Europethe Middle Eastand nothern Africa.
帝国の拡大はラテン語の使用を広め、紀元前2世紀には、その言語[=ラテン語]はヨーロッパや中東、ならびに北アフリカのいたるところで話された。
In the Middle AgesLatin was the universal language of academiaand fluency in it was a sign of being part of the sophisticated elite.
中世では、ラテン語は学問の世界の世界共通語であったし、それ[=ラテン語]における流暢さ[=ラテン語が流暢に使いこなせること]は、洗練されたエリートの一部であることの印であった。
Even todaywe can see the influence of Latin in languages {that are still thrivingsuch as FrenchSpanishand Italian}.
今日(こんにち)でさえも、たとえばフランス語やスペイン語、イタリア語のような依然として繁栄している諸々の言語の中に、ラテン語の影響をわれわれは見て取ることができる。
2.1
Is English going to keep its present positionor is its global status likely to be challenged by other languages?
英語はその現在の地位を維持するのであろうか? それとも、その[=英語の]国際的な地位はほかの言語によって脅かされそうなのであろうか?
A thousand years agothe dominance of Latin would have seemed guaranteed for good.
1000年前には、ラテン語の支配[or優越性]は永遠に保証されているように見えた。
But who knows [what the position of any language will be in a thousand years' time]?
ところが、言語の地位が1000年後にどうなるのか、だれが知っていようか?
Language status is closely related to 1political2military3economicand 4cultural factorsand (as these factors change,) so languages rise and fall.
言語の地位は、政治的・軍事的・経済的、また文化的要因と密接に関連しているのであり、こうした要因が変化すれば、言語は興隆したり、没落したりする。
Some experts do not find it difficult to imagine ArabicChineseor Spanish becoming the next world language.
専門家の中には、アラビア語や中国語、あるいはスペイン語が次の国際語になることを想像することが難しいとは思っていない者がいる。
or専門家の中には、アラビア語や中国語、あるいはスペイン語が次の国際語になることを想像することは難しくないと思っている者がいる。
Spanish is (in fact) the world's fastest growing mother tongue today.
スペイン語は、実際のところ、今日(こんにち)では、世界で最も急速に成長している母語である。
It is unlikelyhowever[that any other language is going to replace English in its global role in our lifetimes].
しかしながら、われわれが生きている間に、国際語としての役割という点でほかのどんな言語も英語に取って代わるということは、ありそうにない。
And yet (even if English keeps its current position,) this does not necessarily mean [that the language will preserve its linguistic character {as it is}].
それにもかかわらず、たとえ英語が現在の地位を維持するとしてでさえも、このことは、その言語が現状の言語としての性格を維持するということを必ずしも意味するわけではない。
IndeedEnglish is currently changing faster than at any time since the Renaissance.
実際のところ、英語は、現在のところ、ルネッサンス以来、どんなときよりも急速に変化しつつある。
2.2
The total number of native speakers of English in the world is actually falling(when seen as a proportion of World English users).
世界の英語使用者の割合として見た場合、世界で英語を母語としている者の総数は、実際に、減りつつある。
This is taking place (because there has been a widening gap in population between first-language countries and those {where English is a second or foreign language}).
(英語を)第一言語としている国々と英語が第2言語あるいは外国語である国々との間に、人口の点で広がりつつある格差が存在するので、こうしたことが起こっているのである。
Presentlythree out of four English speakers are non-native.
現在のところ、4人の英語を話す人のうち3人はネイティブではない。
→現在のところ、英語を話す人が4人いれば、3人は英語を母語とはしていない。
(As second and foreign language speakers increase in number and gain in their international presence,) usages {which were once criticized as "foreignor "wrong," such as "three person," "many informations," and "he be running"might someday 1become part of standard speechand (in time) possibly 2appear even in standard writing.
第2言語として、または外国語として英語を話す人は、数の点で増加しており、国際的な場での存在感が増しているので、たとえばthree personやmany informationsやhe be runningのように、「見慣れない」あるいは「誤っている」として、かつては批判された用法が、標準的な話し方の一部になり、そのうち、ことによると、標準的な書き方にさえも、登場するかもしれない。
3.1
What happens (when a large number of people adopt English in their community)?
多数の人々が自分たちの共同体で英語を採用した場合に何が起こるのであろうか?
They develop "an English" of their own.
彼らは自分たち自身の「ひとつの英語」を作り出す。
In factthere are now many varieties of spoken English {developing around the worldin countries such as IndiaSingaporeand Ghana}.
事実、世界のあちこち、たとえば、インドやシンガポールやガーナのような国々で、発達したさまざまな種類の話しことばとしての英語が、今では、存在する。
They have been called "New Englishes."
それらは「新しい英語」と呼ばれている。
Some use the expression "World Englishes" to refer to varieties of English {spoken in different places}.
さまざまな場所で話されているさまざまな英語に言及するために、一部の者は「世界の英語」という表現を使う。
→さまざまな場所で話されているさまざまな英語に言及するために、「世界の英語」という表現を使う者がいる。
With the concept of "World Englishes" {growing more common,} [the distinction between English as a first language and English as a second or foreign language] is becoming less significant.
一般的なものになりつつある「世界の英語」という概念のせいで、第1言語としての英語と第2言語あるいは外国語としての英語との区別はそれほど意義のあるものではなくなりつつある。
3.2
It is important S'to note here [that the proper noun "English" has received a plural "-s"――becoming "Englishes."]
固有名詞Englishが複数(形)の-sを受け取り――Englishes(諸英語)となったということをここに記すことは重要である。
The term "World Englishes" functions as a collective noun such as animals and vegetables.
World Englishes(世界の諸英語)という用語は、たとえばanimals(動物)やvegetables(野菜)のように、集合名詞として機能する。
The category of World Englishes includes Japanese EnglishAmerican EnglishSpanish Englishand Korean English as its members.
World Englishesのカテゴリー[=範疇]は、日本英語、アメリカ英語、スペイン英語、韓国英語をその要素として含む。
The basic point about World Englishes is C1[that English no longer V1belongs exclusively to native speakers but V2is a global resource {shared by all peoples of the world,}] and C2[that English norm are not to be decided locally but globally].
World Englishes(世界の諸英語)に関する基本事項は、英語は、母語として話す人々に独占的に所属してはおらず、世界のすべての民族によって共有されるグローバル資源であるということであり、かつ、英語の規範は特定の地域によって決定されるべきものではなく、世界全体によって決定されるべきものであるということである。
This means [that all these users of English have their share in the future of English].
このことが意味するのは、こうした英語の使用者全員が英語の未来においてそれぞれが貢献するということである。
So todaySto have learned English Vmeans Cto have your own rights as one of the users of the language.
しがたって、今日では、英語を学習したことは、その言語[=英語]の使用者のひとりとしての自分自身の権利があることを意味する。
And it is just as likely [that the future course of English will be influenced 1by second or foreign language speakers of English] as 2by native speakers.
しかも、英語の未来の進む道が英語を第2言語としてあるいは外国語として使用する者によって影響を受けるであろうということは、英語を母語とする者によって影響を受けるのとちょうど同じくらいに起こりうるのである。
3.3
Language learners will be facing these World Englishesand they will develop a sense of international standards of Englishas well as their national norms of English{which are currently the focus of learning}.
言語を学習する者はこうしたWorld Englishes(世界の諸英語)に直面しているであろうし、彼らは英語の国際的な基準という感覚を生み出すだろう――彼らが英語に関する自国の基準を生み出すのと同様にであるが、それ[=英語に関する自国の基準]は、そのときには学習の焦点[=目標]である。
It may not be many yearshowever(before an international standard becomes the starting-point for every learner of Englishwith 1British2Americanand 3other varieties {all seen as optional versions of English}).
しかしながら、国際的な規範が、イギリス英語やアメリカ英語や、任意の種類の英語として見なされるほかの変種(と考えられる英語)の英語学習者全員にとっての出発点となるまでに、多くの年数はかからないであろう。
3.00
What are World Englishes?
World Englishesとは何か?
The term "World Englishes" is used to express the English {spoken by people throughout the world}.
「World Englishes」という用語は、世界各地の人々によって話される英語を表現するために用いられる。
Their Englishes has become different from Standard English because of cultural influences.
彼らの[世界各地の人々の]英語は、文化の影響によって、標準英語とは異なるものとなっている。
For examplepeople in India often add "kind" to phrases like 1"your kind information," 2"your kind encouragement" and so on.
たとえば、インドの人々はしばしばyour kind informationやyour kind encouragementなどのように言い回しにkindをつけ加える。
(When they ask your name,) they will say, "May have your good nameplease?"
彼らがあなたの名前を訊ねる場合、"May have your good nameplease?"と言うだろう。
Perhapstheir English reflects the Indian value of respecting good manners.
おそらく、彼らの英語は、礼儀正しさを尊重するというインドの価値観を反映しているのだろう。
4.1
The English language so far has spread out globally across national boundaries.
英語はこれまでのところ、国境をまたいで、世界中に広がっている。
ConsequentlyEnglish has diversified to become "Englishes."
その結果、英語は多様化してEnglishesとなった。
Some worry [that more diversity will lead to less intelligibility].
怒涛の直訳:一部の人々は、より多くの多様性は、より少ない理解度に通じると心配する。
→多様性が増せば、理解できにくくなると心配している人もいる。
But S[whether you feel positive or negative about this change in the status of English] depends on [how you define the language].
しかし、英語の地位に関して肯定的に、あるいは否定的に(あなたが)感じるかどうかは、その言語[=英語]を(あなたが)どのように定義するかどうかに依存する。
(If you think of English only as a national language {belonging to a certain nation-state such as the United StatesBritainor Canada,}) then perhaps you will feel conservative about too many changes in English.
もしも、(あなたが)たとえばアメリカ合衆国や英国やカナダのようなある特定の国民国家に属する国語としてのみ英語を考えるならば、おそらく、(あなたは)英語における多すぎる変化[→英語が変化しすぎること]について保守的に感じるだろう。
On the other hand(if you see English as a global language {shared by people around the world,}) then you will feel more 1positive and 2interested rather than 3worried about the future status of the language.
その一方で、世界のあちこちの人々によって共有される国際語として英語を捉(とら)えるならば、その言語[=英語]の未来の地位に関して、心配[→憂慮]するというよりは、肯定的にかつ興味深いものと感じるであろう。
4.2
We have good reason to feel positive about this matter(for language is basically a system of compromise{in which endless negotiations of meaning take place for mutual understanding}).
われわれには、こうした問題に関して肯定的に感じるもっともな理由があるのだが、というのも、言語とは基本的に妥協から成り立つ体系[=システム]であるからであり、その体系において意味にかかわる限りない交渉が、相互理解に対して生じるのである。
This applies not only in face-to-face situationsbut also in other forms of communication like the Internet.
このことは、対面の状況[=面(めん)と向かい合う状況]のみならず、インターネットのような別のコミュニケーションの形態でも当てはまる。
In this age of information technology and economic globalizationpeople are required(whenever they are,) to use their own English to make themselves understood.
情報技術と経済のグローバル化の時代に、人々が要求されるときにはいつでも、自分自身を理解された状態にするために、自分自身の英語を使うことを要求されている。
→情報技術と経済のグローバル化の時代に、必要ならばいつでも、自分が使っている英語を使って自分の言いたいことを伝えることを人々は要求される。
Thusit has to be admitted [that Englishes are actually being used as a system of compromise{which need not be taken negatively}].
かくして、Englishesは実際に、妥協のシステムとして用いられており、このことは必ずしも否定的に把(とら)えるべきではないということを認めなければならない。
Thus, we have to admit [that we are actually using Englishes as a system of compromise{which we need not take | negatively}].
And along with this new systemcompletely new set of standards could be created(making communication beyond national boundaries more meaningful).
しかも、この新しいシステムとともに、根本から新しいひと組の規範を作り出すことができるのであるが、そうした規範は国境を越えたコミュニケーションをいっそう意義深いものにする。
And along with this new systemwe could create completely new set of standards(making communication beyond national boundaries more meaningful).
We should increase our awareness of "World Englishes," (because we are and will be users of English as a global language).
われわれはWorld Englishに関する意識を高めなければならない。なぜなら、われわれは今も、そしても将来も、国際語としての英語の使用者であるのだから[→われわれは今でも、そして将来も、国際語として英語を使うのだから]。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

多分400millionってところ4000万人ではなくて4億人だと思います。

掃除機庵主人 さんのコメント...

匿名さん(2013年11月25日)へ

ご指摘ありがとうございます。
訂正しておきました。

自分の写真

和歌山県橋本市出身。世界文化遺産である高野山の麓です。
和歌山県立橋本高等学校を経て、早稲田大学第一文学部哲学科哲学専修卒業。
B型Rh+。天秤座。家紋は「丸に九枚笹」。
大叔父(おおおじ)は精鋭集団である帝国陸軍航空審査部所属で、「キ61(きろくいち)の神様」と呼ばれた坂井雅夫少尉。キ61は三式戦闘機「飛燕(ひえん)」のことである。

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