掃除機496方式(英語名:HAL496 Systems)による英語などの学習方法を提唱するブログです。英文に関して、解説・対訳などの掲載を中心としています。訳し方は、そのときの状況によるので、直訳っぽいのもあったりします。転載及び2次使用可。(C) no rights reserved / aucun droits réservés / keine Rechte vorbehalten / 著作権全面放棄

10.24.2012

The World of Moomintroll対訳


1.1
Famous works of children's literature have become widely known to the public through animation.
児童文学の有名な作品がアニメーションをつうじて一般大衆に広く知られるようになった。
One example of a classic children's story {that became an animated film} is Moomin.
アニメ映画になった古典的な児童文学作品にひとつの事例が『ムーミン』である。
This anime was a hit in Japan and was also shown on TV in some European countries.
このアニメは日本でのヒット作であり、ヨーロッパ諸国のテレビでもまた、放映された。
Many people have seen the sweet-looking character from the animebut how much do you really know about the world of Moomin?
多くの人々はそのアニメからかわいい顔をした登場人物を目にしたが、しかし、みなさんはムーミンの世界についてどれほど多くのことを実際に知っているのであろうか?
1.2
In a survey of 100 Japanese studentsthe following questions were asked:
100人の日本の学生への調査において、以下の質問がなされた。
1) Do you know anything about Moomin?
1)あなたはムーミンについてなにか知っていますか?
2) Do you know [where the original story comes from]?
2)元の物語がどこ(の国)からのものであるか[→原作がどこで生まれたか]あなたは知っていますか?
3) What impressions do you have of the stories of Moomin?
3)ムーミンの物語についてあなたはどんな印象を抱いていますか?
1.3
Out of the 100 studentsalmost 90 percent answered "yes" to the first questionbut only a quarter knew [where the original story came from].
100人の学生のうち、ほぼ90パーセントが、最初の質問に対して「はい」と答えたが、しかし、わずかに4分の1しかが原作がどこで生まれたかを知らなかった。
In answer to the third questionstudents gave various impressionscutedarkhappyseriouskindselfishand so on.
3番目の質問に対する回答において、学生たちはさまざまな印象を抱いていた。(たとえば)かわいい、暗い、たのしい、深刻、親切、わがままなどである。
[What] do you think [are the reasons for such different impressions]?
そのようなさまざまな印象に対する理由は何だとみなさんは考えますか?
2.1
The world of Moomin――his original name is Moomintroll――was created by a Finnish writer and artistTove Jansson.
ムーミン――彼の本名はムーミントロールなのだが――そのムーミンの世界はフィンランド人の作家であり、芸術家であるトーベ=ヤンソンによって創作された。
She wrote a series of Moomingtroll books.
彼女はムーミン=シリーズを著(あらわ)した。
Her first bookThe Little Trolls and the Big Floodwas published in 1945right after World War II.
彼女の最初の著作『小さなトロールと大きな洪水』は1945年に、すなわち2次世界大戦直後に出版された。
At firstit was only sold at newsstands in Finlandbut after a while the character started to appeal to many Finnish peopleand over the next 26 years Tove wrote the stories and drew the illustrations for eight more Moomingtroll books.
最初、それはフィンランドのニューススタンドで販売されただけであったが、暫(しばら)くして、その登場人物[=ムーミントロール]は多くのフィンランドの国民を魅了し始め、その後の26年以上に亙(わた)って、トーベは物語を執筆し、さらに8冊のムーミン=シリーズのための挿絵(さしえ)を描いた。
2.2
The unusual name "Moomintrollwas made up by Tove's uncle.
「ムーミントロール」という独特の名前はトーベのおじによって作られた。
He used to scare her by saying [that an invisible creature {called "Moomintroll"} lurked behind a stove in the house].
「ムーミントロール」と呼ばれる目に見えない生き物が家の中でストーブの後ろに隠れていると言うことによって彼[=トーベのおじ]は彼女[=トーベ]をよく怖がらせたものであった。
(When she did something bad,) he would tell her"Moomintroll will come out!"
彼女がなにか悪いことをしたときに、彼は彼女に「ムーミントロールが出てくるよ!」と言ったものであった。
2.3
Moomintroll's shape came from a character {o Tove scribbled in a wall (when she was a little girl)}.
ムーミントロールの外見は、トーベが幼い少女であったときに壁に落書きした人物[→動物]に由来した。
→ムーミントロールの外見は、トーベが幼い少女であったときに壁に落書きした生き物がもとになっている。
It was a plump creature with a large nose and a long tail.
それは、長い鼻と長い尾のあるぽっちゃりした生き物であった。
Tove kept drawing this character (as she grew up).
トーベは成長する間、このキャラクターを描き続けた。
2.4
In her twentiesthe war began.
彼女が20歳代のときに、戦争が始まった。
During the warTove was working on cover illustrations for a magazine {which was speaking out against the war}so the Finnish government censored her works.
戦争中、トーベは、戦争に対して声高に反対していた雑誌への表紙のイラストに取り組み続けたので、フィンランド政府は彼女の作品を検閲した。
She lost her motivation to draw.
彼女は描く意欲を失った。
"felt [that painting did not mean anything (when this world was in chaos)]," she said.
「この世界が渾沌(こんとん=混沌)とした状態のときに、描くことはなにも意味しないと私は感じた」と彼女は言った。
"Colors were fading away from everything around us."
「私たちの周囲にあるすべてから色彩が褪(あ)せていったのです」
2.5
(Feeling discouraged by the world around her,) Tove started to make up a new world of her imagination.
自分をとりまく世界によって落胆されられたと感じたので、トーベは自分の想像力から成り立つ新しい世界を作り上げ始めた。
→自分をとりまく世界に落胆したと感じたので、トーベは自分の想像力で新しい世界を作り上げ始めた。
She remembered the happy days of her childhood and tried to find a place with a feeling of calm and peace.
彼女は子ども時代のしあわせな日々を思い出し、平穏と安らぎという感覚をともなう場所を見つけようと努めました。
→彼女は子ども時代のしあわせな日々を思い出し、落ち着いていて、安らかな感じのする場所を見つけようと努めました。
This place was Moominvalleya green valley {inhabited by a creature {named Moomintroll} and his friends}.
その場所はムーミントロールと名づけられた生き物とその友人たちに住まわれている緑の谷であるムーミン谷であった。
"To tell the truthwriting such a story during the war was a kind of escape from reality for me," said Tove.
「本当のことを言うと、戦争中にあんな話を書くことは、現実からのある種の逃走でした」とトーベは言った。
3.1
Tove's imaginary world reflected the beautiful nature of her countrya land {filled with endless green forests and blue lakes}.
トーベの想像の世界は、彼女の国、すなわち果てしない緑の森と青い湖とでいっぱいの土地の美しい自然を反映していた。
Moominvalley has short summers and long wintersas in Northern Europe.
ムーミン谷には、北ヨーロッパのように、短い夏と長い冬がある。
→北ヨーロッパ同様、ムーミン谷の夏は短く、冬は長い。
At the end of AutumnMoomintroll and his family eat a full meal of pine needles (before they hibernate for the winter).
秋の終わりに、ムーミントロールと家族は、冬の間に自分たちが冬眠する前に、松葉[=松の木の葉]の充分な食事を食べる。
3.2
Life in the valley is full of ups and downs.
(ムーミン)谷での生活は、浮き沈みに充(み)ちている。
Sometimes it is threatened by floodstornadoesand volcanic eruptions.
ときには、それ[=ムーミン谷]は洪水や竜巻や火山の噴火によって脅(おびや)かされる。
The characters in the stories must deal with not only natural threats but also their difficult personal problems.
物語の登場人物は、自然の脅威のみならず、困難な個人的な問題にも対処しなければならない。
This makes the Moomintroll series different from other children's stories.
こうしたことが、ムーミン=シリーズをほかの児童文学とは違うものにしている。
One episode goes like this:
あるひとつのエピソードはつぎのように展開する。
3.3
A young girl {named Ninny} loses self-confidence (because her aunt is always mean to her).
ニンニと名づけられた若い娘は、おばがいつでも彼女のに対してつらくあたることから、自信を失う。
She feels so bad (that she turns into an invisible person).
彼女はとても当惑しているので、透明人間に変わってしまう。
Fortunately for hershe has a chance {to meet Moomintroll's family}.
彼女にとって幸運なことに、彼女にはムーミントロールの一家と逢う機会がある[→機会に恵まれる]。
They welcome her and treat her kindly.
彼らは彼女を歓迎し、やさしく彼女をもてなした。
(Touched by their kindness,) she gradually becomes visible again(although it takes a little longer to get her face back).
彼らのやさしさに心を打たれたので、彼女の顔を取り戻すのに少し長く時間がかかるのであるが、彼女は徐々にふたたび目に見えるようになる。
Little MyMoomintroll's tiny but tough friendsays to her"You'll never have a face of your own (until you've learned to fight)."
リトルミイ[orちびのミイ]というムーミントロールの小さいけれども手ごわい友人は彼女に言う。「闘うことをおぼえなきゃ、あんた自身の顔はもてないわよ」
3.4
In order to get her face backNinny needs to gain self-confidence.
顔を取り戻すために、ニンニは自信をもつ必要がある。
One dayMoominpappa tries to push Moominmamma into the sea just for fun.
ある日、ムーミンパパはただ面白半分にムーミンママを海の中に突き落とそうと試みる。
The girl thinks [o he is trying to hurt Moominmamma].
その娘[=ニンニ]は彼がムーミンママを傷つけようとしていると考える。
She gets angry and stops Moominpappa by biting his tail.
彼女は怒りを覚え、尻尾を嚙(か)むことによってムーミンパパを止める。
It is at this very moment {that her face starts to reappear}.
彼女の顔は再び現れ始めるのは、まさにこの瞬間である。
orまさにこの瞬間に、彼女の顔が再び現れ始める。
By saving her dear MoominmammaNinny, {who up until this time has never shown the will to stand up to anyone,} is able to get her face back.
敬愛するムーミンママを救うことによって、ニンニは、このときまでだれかに立ち向かう意志を示したことがないのであるが、彼女は自分の顔を取り戻すことができる。
Ninny's standing up to Moominpappa leads to her self-confidence.
ニンニがムーミンパパに立ち向かうことは、自らの自信につながるのである。
4.1
(As this episode shows,Tove addressed human problems through her fantasy stories.
このエピソードが示すように、トーベはファンタジーをつうじて人間の問題を取り上げた。
(If you step into the world of Moomintroll,) you will find [that the residents of Moominvalley have the same kinds of problems {o you are facing in your own life}].
もしもあなたがムーミントロールの世界に足を踏み入れたならば、ムーミン谷の住人は、自分自身の人生においてあなたが直面しているのと同じ種類の問題を抱えているということにあなたは気づくであろう。
So readers can learn lessons about life from the characters and stories (while enjoying them at the same time).
だから、それら[=ムーミン=シリーズ]を楽しみながら、読者は登場人物と物語から人生に関する教訓を学ぶことができるのである。
The form of a fantasy makes it possible for different people to find their own personal messages in her stories.
ファンタジーという形式が、さまざまな人々が彼女[=トーベ]の物語の中に自分たち自身に対する個人的なメッセージを見出すことを可能にしている。
4.2
Tove said [that she wanted to escape from reality by creating the world of Moomintroll].
自分はムーミントロールの世界を創造することによって現実から逃避したかったとトーベは述べた。
Butin factshe was not running away from reality.
しかし、実際には、彼女は現実から逃げ出していたのではなかった。
Insteadshe was dealing with it creatively and by doing soshe has brought joy to many children throughout the world.
そのかわり、彼女は創造的にそれを扱っていて、そうすることによって、彼女は世界中の多くの子どもたちに喜びをもたらした。
"SIt makes me feel so happy S'to see children finding themselves in my fantasy world and treasuring my stories," said Tove.
子どもたちが自分たち自身が私の世界にいることに気がつき、私の物語を宝物にしていることを目にすることは、私をとてもしあわせだと感じさせます」とトーベは述べた。
4.3
(Translated into more than 35 languages,) the stories of Moominvalley have enchanted the hearts of people all over the world.
35か国語以上に翻訳され、ムーミン谷の物語は世界中の人々の心をとりこにしている。
The world of Moomintroll continues to 1entertain and 2light the way for people in times of hardshipas well as in times of joy.
ムーミントロールの世界は、喜びの時代においてと同様に、困難な時代における人々を楽しませ、そうした人々のために進路を明るく照らし出し続けるのである。



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和歌山県橋本市出身。世界文化遺産である高野山の麓です。
和歌山県立橋本高等学校を経て、早稲田大学第一文学部哲学科哲学専修卒業。
B型Rh+。天秤座。家紋は「丸に九枚笹」。
大叔父(おおおじ)は精鋭集団である帝国陸軍航空審査部所属で、「キ61(きろくいち)の神様」と呼ばれた坂井雅夫少尉。キ61は三式戦闘機「飛燕(ひえん)」のことである。

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