掃除機496和訳道場

掃除機496方式(英語名:HAL496 Systems)による英語などの学習方法を提唱するブログです。英文に関して、解説・対訳などの掲載を中心としています。訳し方は、そのときの状況によるので、直訳っぽいのもあったりします。転載及び2次使用可。(C) no rights reserved / aucun droits réservés / keine Rechte vorbehalten / 著作権全面放棄

10.28.2012

Finding the Real Stanta Claus対訳


1.1
Do you know [who this girl in the picture above is supposed to be |]?
上の写真に写っているこの少女が想定されているのが誰か、あなたは知っているだろうか?
She is playing the role of Christkinda traditional character in Germany {who is said to appear on Christmas Eve}.
彼女は、クリスマス前夜に現れると言われているドイツの伝統的なキャラクターである「クリストキント(子どものキリスト)」の役を演じているところである。
The Christkind comes to each house and delivers presents to children without being noticed by them.
クリストキントはそれぞれの家にやって来て、彼ら[=子どもたち]によって気づかれることなしに、子どもたちにプレゼントを配る。
1.2
In RussiaDed Moroz arrives on New Year's Day with his granddaughter Snegurochka.
ロシアでは、ジェド=マロースが孫娘のスネグーラチカとともに元日に到達する。
(Standing by a fir tree,he hands out presents to children {who have gathered to meet him}.
樅(もみ)の木のそばに立ちながら、自分に逢うために集まった子どもたちにプレゼントを配る。
He has a long white beard and is dressed in a long fur coat.
彼は白く長い鬚(ひげ)を生やしており、毛皮の長い外套(がいとう)を着ている。
1.3
Don't these characters remind you of someone familiar?
これらの人物はだれか馴染(なじ)みのある人をあなたに思い起こさせないだろうか?
(When Christmas draws near,) we prepare for this special guest by hanging stockings by the fireplaceand setting out cookiesa glass of milk and a letter to him.
クリスマスが近づくと、煖炉(だんろ)のそばに靴下を吊るし、彼[=特別な招待客]にクッキーとグラス1杯の牛乳と手紙を並べておくことによってこの特別な客(を迎える)準備をする。
(Rubbing their sleepy eyes,) young children try to stay up late to see the secret visitorbut he always arrives (after they have gone to bed).
寝惚(ねぼ)け眼(まなこ)を擦(こす)りながら、幼い子どもたちは人目につかない訪問者に見ようと、遅くまで起きていようとする。
He will have 1come into and 2gone out of the house by the time {o the children wake up the next morning}.
彼[=サンタ=クロース]は、子どもたちが翌朝、目覚める時間までに、家の中にやって来て、出て行ってしまっているだろう。
They will find the cookies and milk gonetoobut there will be presents in the stockings and under the Christmas tree.
彼らはまた、クッキーと牛乳とがなくなっているのに気づくだろうが、しかし、靴下の中とクリスマス=ツリーの下にプレゼントがあるだろう。
Yesyou've guessed it.
そうだ、君はそれを推測した。→そうだ、そのとおりだ。
The visitor's name is Santa Claus.
その訪問者の名前はサンタ=クロースである。
2.1
Santa Claus dates back to a saint {who was born about 1,700 years ago in Asia Minor}.
サンタ=クロースは小アジアでおよそ1700年ほど前に生まれた聖人に遡(さかのぼ)る。
His name was Nicholas and he grew up to be a compassionate and religious young man.
彼の名前はニコラオスであり、彼は成長して、哀れみ深く、信仰心の厚い若者となった。
Nicholas's parents died (when he was still young) and they left him a large amount of money.
ニコラオスの両親は、彼がまだ幼いときに亡くなり、彼に多額の資産[→遺産]を残した。
He made up his mind 1to use his wealth (to help others) and 2to devote his life to the service of God.
彼は自分の富(とみ)をほかの人々を助けるために遣(つか)い、自らの人生を神への奉仕に捧(ささ)げようと決心した。
(As he traveled from country to country in the region around Asia Minor,) Nicholas helped people in need.
小アジア周辺で国から国へと旅行したとき、ニコラオスは困っている人々を助けた。
Later in his lifehe settled in a town near the sea {called Myra} and became a bishop there.
人生の後半では、ミュラと呼ばれる海の近くの町に定住し、そこで主教となった。
He was made a saint after his death for his good deeds.
死後、その善行に対して、彼は聖人に叙せられた。
Saint Nicholas was especially famous as a patron saint of sailors and children.
聖ニコラオスは、とりわけ、船乗りと子どもの守護聖人として有名であった。
2.2
So how did this Saint Nicholas of Asia Minor become the Santa Claus {that we see at Christmas}?
それで、この小アジアの聖ニコラオスは、どのようにして、われわれがクリスマスで目にするサンタ=クロースとなったのであろうか?
Saint Nicholas is said to have died in the middle of the 4th century on December 6a date {which later became a holiday {called Saint Nicholas Day}}.
聖ニコラオスは4世紀中葉の12月6日に亡くなったといわれているが、その日付は、のちに、聖ニコラオスの日と呼ばれる祝日となった。
The story of Saint Nicholas slowly spread across Europe after his death and people in several different countries began to celebrate this holiday.
聖ニコラオスの物語は、死後、ヨーロッパのいたるところに徐々に広がり、さまざまないくつかの国々の人々はこの祝日を祝い始めた。
It was a day for giving presents to others.
それ[=聖ニコラオスの祝日]はほかの人々にプレゼントを贈るための日であった。
Hollanda nation {that became powerful through its sea trade,} placed great importance on celebrating Saint Nicholas Day.
オランダという、海上貿易をつうじて強国となった国家であるオランダは、聖ニコラオスの日を祝うことを大いに重視した。
2.3
In the 17th centuryDutch people started to immigrate to America.
17世紀に、オランダ人はアメリカに移住し始めた。
At that timemost Dutch immigrants lived in the town of New Amsterdam{which is now New York}.
当時、大部分のオランダ系移民はニュー=アムステルダムという町に住んだが、その町は、今、ニュー=ヨークである。
The Dutch in New Amsterdam celebrated Saint Nicholas Day in the same way {as they had done back in their home country}.
ニュー=アムステルダムのオランダ人は、彼らが本国で行なったのと同じやり方で聖ニコラオスの日を祝った。
In this waythe tradition of giving presents on that day also became a custom in America.
このようにして、その日にプレゼントを贈る伝統もまた、アメリカの慣習となった。
In factthe name "Santa Claus" comes from the Dutch "Sinterklaas," {meaning Saint Nicholas}.
事実、「サンタ=クロース」という名前は、聖ニコラオスを意味するオランダ語「シンタクラース」に由来する。
2.0
Saint Nicholas Day
聖ニコラオスの日
How is Saint Nicholas Day celebrated in the Netherlands?
聖ニコラオスの日は、オランダではどのように祝われているのだろうか?
In the Netherlandsthe day before Siant Nicholas Day is an occasion for giving presents.
オランダでは、聖ニコラオスの日の前の日が、プレゼントを贈る時である。
On the evening of December 5Sinterklaas brings presents to every child {who has been good in the past year}.
12月5日の夕べに、シンタクロースは、過去1年に善良であったすべての子どもにプレゼントを持ってくる。
Sinterklaas wears the red costume of a bishop with a pointed hat {called a miter} and rides on a white horse.
シンタクラースはミトラと呼ばれる先の尖(どが)った帽子とともに司祭の赤い衣装を身につけ、白い馬に跨(またが)っている。
3.1
It took a little longer for Saint Nicholasthe stern bishop {with a tall pointed hat on his head} and {riding on a horse}S'to become the jolly Santa Claus {o we know | today}.
先の尖(とが)った背の高い帽子を頭に被(かぶ)り、馬に跨(またが)っている厳格な主教である聖ニコラオスが、今日、われわれが知っている陽気なサンタ=クロースになるのには、少しばかり時間が長くかかった。
3.2
In 1822Clement Moorea school teacher in New Yorkwrote a famous poem {called A Visit from Saint Nicholas}.
1822年、ニュー=ヨークの学校教師[→大学教授]であるクレメント=ムーアは『聖ニコラオスの来訪』(→『サンタクロースがきた』)と呼ばれる有名な詩を書いた。
This poem described an image of a different Saint Nicholas {who visited children on the night before Christmas}.
この詩は、クリスマスの前の夜に子どもたちを訪問した異なる聖ニコラオスのイメージを描き出している。
3.3
Twas the night before Christmas(when all through the house
それはクリスマスの前の晩 家の中ではまったく
Not a creature was stirringnot even a mouse);
生き物は、ネズミさえも、何も動かない
The stockings were hung by the chimney with care,
靴下はチャンと暖炉に掛けられて
In hopes [that St. Nicholas soon would be there]:
聖ニコラオスが来ることを祈っている
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
... a miniature sleigh and eight tiny reindeer,
小さなソリ、八頭のちっちゃなトナカイと
With a little old driverso lively and quick, ...
元気一杯で素早い小さなおじいさん運転手
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
Down the chimney St. Nicholas came with a bound.
煙突から降りてきて聖ニコラオスがご到着
He was dressed all in furfrom his head to his foot, ...
頭からつま先まで 毛皮にくるまり
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
He had a broad face and a little round belly
広々したお顔とちょっぴり丸いお腹
That shook(when he laughed,) like a bowlful of jelly.
笑うとそれが ゼリーみたいに揺れる
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
This poem does not present an image of a religious Saint Nicholas.
この詩は、信仰心の厚い聖ニコラオスのイメージを提示してはいない。
Insteadit introduces a fat and jolly little old man {riding in a sleigh {pulled by reindeer}}.
そのかわり、それ[=詩]はトナカイによって牽(ひ)かれた橇(そり)に乗っている肥った陽気で小柄なおじいさんを紹介している。
Moore described this character very vividly(as if he had seen him in real life).
ムーアは、まるで彼が実生活で彼[=サンタ=クロース]を見たかのように、きわめて生き生きとこのキャラクターを描いた。
A Visit from Saint Nicholas was 1published as a picture storybook and 2read by many people in the United States in those days.
『聖ニコラオスの来訪』は、絵本として出版され、当時のアメリカ合衆国で多くの人々によって読まれた。
3.4
Moore's Saint Nicholas was drawn as an elf in the storybook.
ムーアの聖ニコラオスはその絵本では小人として描かれた。
But in the 1930sthe image of Santa Claus changed again.
しかし、1930年代に、サンタ=クロースのイメージは再び変わった。
This timehe looked like somebody's grandfathersmiling in an advertisement for a soft drink.
このときは、彼[=サンタクロース]は、だれかの祖父であるように見え、ソフト=ドリンク[=コカ=コーラ]の広告で微笑(ほほ)んでいる。
This was [how the Santa Claus {o we are familiar with todaywas born].
このことは、今日(こんにち)、われわれが慣れ親しんでいるサンタ=クロースが、どのようにして生まれたのかということである。
→このようにして、今日(こんにち)、われわれが慣れ親しんでいるサンタ=クロースが生まれたのである。
4.1
As a child you must have wondered, "Is there a Santa Claus?"
子どものとき、あなたは「サンタ=クロースはいるのだろうか?」と疑問に思ったに違いない。
About 100 years agoan eight-year-old girl {named virginia} asked the same question in a letter {sent to the New York Sun}.
100年くらい前に、ヴァージニアと名づけられた8歳の女の子が「ニュー=ヨーク=サン」に送られた手紙で同じ問いを訊(たず)ねた。
→100年くらい前に、ヴァージニアという8歳の女の子が「ニュー=ヨーク=サン」に送った手紙で、同じことを訊ねた。
In answer to the little girl's questionFrancis Churcha newspaper editorwrote an article in the Sun.
その幼い女の子に対する回答において、新聞の編集者であるフランシス=チャーチは、「サン」紙において記事を書いた。
→その女の子への回答で、新聞の編集者であるフランシス=チャーチは、「ニュー=ヨーク=サン」で、社説をしたためた。
4.2
"Yes.  Virginiathere is a Santa Claus.
「そうだよ。ヴァージニア、サンタ=クロースはいるんだよ。
He exists as certainly as love and generosity and devotion exist....
愛と寛容と献身とが存在するのと同じくらいに確かに、彼は存在するんだよ。
4.3
"Nobody sees Santa Clausbut that is not a sign [that there is no Santa Claus].
「だれもサンタ=クロースを見たりはしないが、けれども、そのことは、サンタ=クロースがいないという印ではありません。
The most real things in the world are those {that neither children nor adults can see |}.
世界で最も実在的なものは、子どもも大人も見ることができないものなのです。
→世界で最も実在てきなものは、子どもにも大人にも見えません。
Did you ever see fairies {dancing on the lawn}?
芝生の上で踊っている妖精を、あなたは、今までに目にしたことがありましたか?
Of course notbut that's not proof [that they are not there]....
もちろん、ありませんよね。しかし、そのことは、それら[=妖精]がそこにいないという証明ではありません。
4.4
No Santa Claus?
サンタ=クロースはいないのだろうか?
Thank God he livesand lives forever.
彼が生きていること、しかも永遠に生きていることを、神に感謝します。
→彼[=サンタ=クロース]は生きているとはありがたい、しかも、永遠に生きているとはありがたい。
A thousand years from nowVirginianoten times ten thousand years from nowhe will continue to make the hearts of children glad."
今から1000年後に、ヴァージニア、いや、今から1000年の10倍の後に、彼は子どもたちの心を喜ばせ続けるだろう。
4.5
Church's message was [that the most important things in life cannot be seen with our eyes].
チャーチのメッセージは、人生において最も重要なことは我々の目では見られることないできないということである。
→チャーチが伝えたいことは、人生でいちばん大切なことは目では見えないということである。
→人が生きる上で、いちばん大切なものは目では見えないということをチャーチは伝えたかったのである。
We cannot see lovebut it exists.
われわれは愛そのものを目にすることができないが、しかし、それ[=愛]は存在する。
We cannot see kindnessbut people smile (when it is shown).
われわれは思いやりそのものを目にすることはできないが、しかし、それ[=思いやり]が示される[→思いやりが見えた]ときに人は微笑む。
4.6
(Although the images of Santa Claus have changed through history and through different cultures,) [what Santa Claus symbolizes |] has remained the same.
サンタ=クロースのイメージは、歴史とさまざまな文化をつうじて変化してきたのだが、サンタ=クロースが象徴するものは、同じままである。
It is the spirit of goodwill to others.
それは、他者に対する善意という精神である。
Anyone with that spirit can be a true Santa Claus.
この精神を備えるものはだれであって、本物のサンタ=クロースになりうるのである。
自分の写真
和歌山県, Japan
早稲田大学第一文学部哲学科哲学専修卒業、「優」が8割以上で、全体の3分の2以上がA+という驚異的な成績でした。大叔父は競争率180倍の陸軍飛行学校第1期生で、主席合格・主席卒業にして、陸軍大臣賞を受賞している。いわゆる銀時計組であり、「キ61(三式戦闘機飛燕)の神様」と呼ばれた男である。苗字と家紋は紀州の殿様から授かったものである。

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