掃除機496方式(英語名:HAL496 Systems)による英語などの学習方法を提唱するブログです。英文に関して、解説・対訳などの掲載を中心としています。訳し方は、そのときの状況によるので、直訳っぽいのもあったりします。転載及び2次使用可。(C) no rights reserved / aucun droits réservés / keine Rechte vorbehalten / 著作権全面放棄

5.29.2008

Alex The Parrot 対訳

ALEX THE PARROT

鸚鵡(おうむ)のアレックス

1.1

How smart are some animals?

(動物の中でも知能の点で)大した動物はどのくらい賢いのであろうか?

Ask Irene Pepperberg’s parrots, Alex, age 23, and Griffin, age 4.

アイリーン=ペパーバーグの鸚鵡、アレックス(23歳)とグリフィン(4歳)に訊ねましょう。

They’ll be glad to discuss the subject with you.

2羽の鸚鵡は喜んでみなさんとそのテーマについて論じるでしょう。

1.2

Pepperberg has studied the intelligence of animals for about thirty years.

ペパーバーグはおよそ30年に亙(わた)って動物の知能を研究しています。

Her work has made many people aware of the true intelligence of some animals, especially parrots.

彼女の業績は多くの人々に、(動物の中でも知能の点で)大した動物、とりわけ鸚鵡の本当の知能について気づかせました。

1.3

Alex, for example, knows the right word for more than one hundred things, and he knows the names of many colors, shapes, and materials.

たとえば、アレックスは100よりも多くのものの正しいことばを知っており、また、彼は多くの色や形状や材料の名前を知っています。

1.4

Few scientists have studied the intelligence of parrots.

ほとんどの科学者は鸚鵡の知能を研究してはいません。

Most scientists have studied chimpanzees and dolphins.

ほとんどの科学者は黒猩々(くろしょうじょう:チンパンジー)や海豚(いるか)を研究しています。

Pepperberg likes parrots (because they’re smart, and they live a long time (often up to 50 years)).

ペパーバーグは鸚鵡が好きです。なぜなら、彼ら[=鸚鵡]は賢くて、しかも、彼らは長期間に亙(わた)って(しばしば50年まで)生きます。

And, (best of all), to communicate with people, parrots don’t need to push buttons or use sign language.

しかも、特に、人間と意志を伝え合うために、鸚鵡はボタンを押したり、手話を使ったりする必要がありません。

They can learn to speak.

2羽の鸚鵡は話すことを学ぶことができるのです。

2.1

Even the most skeptical people are surprised (when they visit Alex and Griffin).

最も懐疑的な人でさえ、アレックスとグリフィンとを訪問すると驚きます。

(When Alex, for example, wants to go outside and play,) he orders, “Go see tree!”

たとえば、アレックスが外に出て行って遊びたいときに、彼は「行く、見る、木」と命令します。

2.2

A talking parrot is not unusual, but (if a parrot shows the intelligence to solve a problem,) it surprises us.

話をする鸚鵡は珍しいものではありませんが、しかし、鸚鵡が問題を解く知能を示したならば、そのことは私たちを驚かせます。

Show Alex two triangles, a yellow one and a blue one, and ask him, “What’s the same?”

アレックスに2つの三角形、黄色い三角形と青い三角形を見せて、「何が同じですか?」と彼に訊ねましょう。

He’ll answer, “Shape!”

彼は「形!」と答えるでしょう。

Ask him, “What’s different?”

「何が違うのですか?」と彼に訊ねましょう。

And he’ll say, “Color!”

すると、彼は「色!」と言うでしょう。

2.3

To do these things Alex must understand the question, compare the objects, and then search for the correct answer from his vocabulary.

こうしたことをするためには、アレックスは質問(の意味)を理解し、物体を比較し、その上で、自分の語彙(ごい)から正しい答えを探さなければなりません。

In other words, this is not simple memorization.

換言すれば、このことは単なる暗記だけではないのです。

2.4

I’m not saying [that Alex has language], says Pepperberg.

「アレックスが言語を獲得していると私は言っているわけではありません」とペパーバーグは述べる。

You can’t have a usual conversation with him.

「みなさんは彼と通常の会話を交わすことはできません。

But (when he wants something,) he tells us about it.

しかし、何かを欲しいと思ったときには、彼はそれについて私たちに告げます。

And (when he is asked a question,) he can usually answer it.”

しかも、質問をされると、彼はたいていそれに答えることができます」

3.1

Studies on animal intelligence are questioned by some scientists.

動物の知能に関する研究は、一部の科学者によって疑問視されています。

They think [that the animals are simply imitating humans, without truly understanding.]

動物は単に人間をまねているに過ぎない、それも本当には「理解する」ことなしに、と彼らは考えています。

Or they say [o the animals are simply learning tricks, (like a dog learns to sit or roll over)].

あるいは、犬がお座りやごろんごろんをするように、その動物[=鸚鵡たち]は単に芸当を習得しているだけであると彼らは言っています。

3.2

To avoid such criticism, Pepperberg’s experiments are conducted very carefully.

そのような批判を避けるために、ペパーバーグの実験はきわめて入念に行なわれます。

For example, some of Pepperberg’s students teach Alex, but different students give him the “tests.

たとえば、ペパーバーグの一部の学生たちがアレックスに教えますが、しかし、別の学生たちが彼に「テスト」を行ないます。

And the order of questions always changes from one kind to another: first size, then shape, next color, and so on.

その上で、質問の順序は常にあるひとつの種類から別の種類へと変化します。(たとえば)最初は寸法、つぎに形状、そのつぎに色などなど(という具合)です。

This shows clearly [that Alex is not giving an automatic answer].

アレックスが機械的に答えてはいないということを、このことは明確に示しています。

3.3

Students sometimes make a mistake during the test and tell Alex “No!” (even when he gives the correct answer).

学生たちはときにはテストの間に間違えることがあって、彼[=アレックス]が正しく答えたときでさえ、アレックスに「ちがう!」と言ってしまいます。

(When this happens,) Alex won’t change his answer and gives the correct one again, (even if it means [o he won’t get reward]).

こうしたことが起きると、たとえ、自分はご褒美を手に入れなくなるということをそのことが意味していたとしても、アレックス自分の答えを変えようとはしません。

4.1

Pepperberg teaches Alex with an interactive techniquepeople and animals learn at the same time.

ペパーバーグは対話技術――人間と動物が同時に学ぶもの――を用いてアレックスに教えています。

First, Pepperberg holds up a small object.

最初に、ペパーバーグは小さな物体を持ち上げます。

What’s this?” she says to one of her students.

「これは何ですか?」と彼女は自分の学生のひとりに言います。

Then the student names the object and receives it.

そのすぐあとで、その学生がその物体の名前を言って、それを受け取ります。

Alex watches closely, and soon learns [that he will be given the object if he names it].

アレックスは入念に観察し、そしてすぐに、自分がそれの名前を言うと、自分はその物体を与えられるということを学ぶ。

In fact, Alex begins to compete with the student (because he wants the object).

実際に、アレックスは、その物体が欲しいので、学生と競い始めます。

4.2

Alex has become so skilled (that he is now a tutor for Griffin).

アレックスはたいそう上手になっているので、今、彼はグリフィンの教師です。

One student shows the parrots a key and asksWhat’s this?”

ひとりの学生が鸚鵡たちに鍵を見せて、「これは何ですか?」と訊ねます。

Griffin doesn’t answer at first, but (when Alex screams, “Key!”) Griffin does the same.

グリフィンは、初めは、答えませんが、しかし、アレックスが「鍵!」と叫ぶと、グリフィンは同じことをします。

Next, (when Griffin tries to say “paper,) he says only “ayuur.

つぎにグリフィンが「紙」と言おうとするときに、彼はただ「アユール」としか言いません。

Alex is becoming more irritated, so he finally orders Griffin toTalk clearly!”

アレックスはいらいらしかけているので、彼は最後にはグリフィンに「はっきりと話せ!」と命じます。

or アレックスはいらいらしかけています。だから、彼は最後にはグリフィンに「はっきりと話せ!」と命じます。

4.3

They may not think like we do, says Pepperberg, but it’s almost impossible to deny their intelligence.

「彼らは私たちのようには考えないかもしれません」とペパーバーグは言う。「しかし、彼らの知能を否定することはほぼ不可能です」

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和歌山県橋本市出身。世界文化遺産である高野山の麓です。
和歌山県立橋本高等学校を経て、早稲田大学第一文学部哲学科哲学専修卒業。
B型Rh+。天秤座。家紋は「丸に九枚笹」。
大叔父(おおおじ)は精鋭集団である帝国陸軍航空審査部所属で、「キ61(きろくいち)の神様」と呼ばれた坂井雅夫少尉。キ61は三式戦闘機「飛燕(ひえん)」のことである。

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