LIFE IS SO GOOD
1.1
I always had a dream.
私にはいつでも夢がありました。
I wanted to be able to read.
私は読めるようになりたいと思っていたのです。
I never told anyone [that I couldn’t read].
自分が読めないということを私は決してだれにも話しませんでした。
It was my secret.
それは私の秘密だったのです。
I could do most things―my mind was as good as anyone’s.
私はほとんどのことをすることができた――私の頭はほかの人(の頭)と同じくらいによかったのです。
1.2
When I traveled somewhere, I could not read the signs.
どこかに旅行したとき、私は標識が読めませんでした。
I had to ask OIpeople ODthings and had to remember.
私は人々にものごとを訊ねなければならなかったし、記憶しなければなりませんでした。
My mind worked hard.
私の頭はよく機能しました。
I listened to the news and had to trust everything.
私はニュースに耳を傾け、すべてを信用しなければなりませんでした。
1.3
I made sure [that my children learned to read].
私の子どもたちは読むことを憶えると私は確信しました。
When they came home from school, it was nice to hear about 1their studies and 2school life.
彼ら[=子どもたち]が学校から家に帰ってくるときに、勉強や学校生活について耳にするのは素敵なことでした。
I always asked, “Did you work hard today?
私はいつでもこう訊ねました。「今日は、一所懸命に勉強したかい?」
The answer was always yes.
答えはいつでも、はい、でした。
I expected hard work, and they knew that.
私は猛勉強を期待していたし、そして彼ら[=子どもたち]はそのことがわかっていました。
I would tell them, “School is important and there is a lot to learn. I’m proud of you.”
私はよく彼らに言ったものでした。「学校というものは大事なもので、学ばなければならないことはたくさんある。私は君たちのことを誇りに思うよ」
2.1
All my life, I was always too busy working to go to school.
生まれてこの方、私はいつでも働くのに忙しすぎて学校に行けませんでした。
一生を通じて、学校に行くには、私はいつでも働くのに忙しすぎたのです。
People often ask, “Why didn’t you go back to school earlier?”
人々はよく訊ねます。「どうして、もっと早く学校に戻らなかった[or復学しなかった]のかい?」
After I retired, I finally had the time.
引退したあとで、私は漸(ようや)く時間が持てました[or手が空きました]。
But I thought [that school was only for children].
けれども、学校は子どもたちのためだけのものだと私は考えていました。
I never heard of special classes for adults.
大人のための特別学級のことを私は耳にしたことがありませんでした。
2.2
Then one day, a man came to the door.
その後、ある日、ひとりの男性がドアのところにやって来ました。
He handed me a piece of paper and said, “Do you know about the adult education classes?
彼は私に一枚の紙を手渡して、こう言いました。「成人教育学級についてご存知ですか?
They teach reading.
彼ら[=そのクラスの担当者たち]は読み方を教えます。
The school is close enough to walk to.”
その学校は歩いていくには(充分に)近いですよ」
その学校は、歩いてすぐですよ」
2.3
We shook hands and I said, “I’ll be there!”
私たちは握手をし、「そこに行くよ」と私は言いました。
2.4
My first day of school was January 4, 1996.
最初の授業の日は1996年1月4日でした。
I was ninety-eight years old and I’m still going.
私は(そのとき)98歳で、今でも通っています。
Except for three funerals, I’ve gone to school every day for three years.
3度の葬式を除けば、3年間、毎日、学校に通っています。
School starts at nine.
学校は9時に始まります。
I’m up by five-thirty to make my lunch, and go over my schoolwork.
私は5時30分までに起きて、昼食を作り、学業[or学校の勉強]の見直し[or復習]をします。
Since I started school, I’ve never been late.
学校に通い始めてから、私は1度も遅刻したことがありません。
3.1
I still remember my first day at school.
私は今でも学校での最初の日のことを憶えています。
私は今も学校での最初の日のことを忘れないでいます。
Mr. Henry, my teacher, came over to talk with me.
ヘンリー先生という私の先生がわざわざやって来て、私を話しました。
He asked, “Do you know the alphabet?”
彼は訊ねました。「あなたはアルファベットを知っていますか?」
“No, son,” I said.
「いいや、おまえさん」と私は言いました。
3.2
Mr. Henry divided the letters of alphabet into small groups.
ヘンリー先生はアルファベットの文字を小さなグループに分けました。
But I asked him to show OIme ODall the letters at once.
けれども、一度に文字すべてを私に見せてくれるように彼に頼みました。
I learned them in a day and a half.
私は1日半でそれらを憶えました。
3.3
After that, we moved on to sound of each letter.
そのあと、私たちはそれぞれの文字の音に進みました。
Then I said, “I’ve waited too long, son.
そのとき、私は言いました。「私はずいぶんと長い間、待っていたんですよ、おまえさん。
Show OIme ODsome meaningful words.”
私に意味のある単語をいくつか教えて[or見せて]ください。
3.4
Later Mr. Henry said, “I show a new word, and, in a very short time, he can read it and write it.
のちに、ヘンリー先生は言いました。「私が新しい単語を教えました。すると、きわめて短時間に、彼はそれを読みで、書くことができます。
Having Mr. Dawson here has changed our class and our whole program.
ドーソンさんがこちらにいることは、私たちのクラスとプログラム全体を変えました。
He’s inspired everyone, especially the younger adults {attending the class}.
彼はみんなに、とりわけその授業に出席している若い成人を元気づけました。
Many of them never succeeded in school.
彼らのうちの多くは、学校で決して成功しなかったのです。
These students get here early just to sit near Mr. Dawson.
こうした生徒は、ドーソンさんの近くに坐るためだけに、早くからこちらに来ます。
They often used to be late.”
彼らは以前はよく遅刻したものです。
4.1
Every morning I get up and I feel grateful for this chance to learn many new things.
毎朝、私は目を醒(さ)ますと、多くの新しいことを学ぶ機会に対して感謝します。
→毎朝、目を醒ますと、新しいことをたくさん学べる機会に対して感謝の念を禁じえません。
I really enjoy going to school.
私は本当に学校に行くことを楽しんでいます。
本当に学校に行って楽しんでいます。
4.2
My son Junior drops by almost every day.
息子のジュニアはほぼ毎日、立ち寄ります。
I tell him about my classmates and school life.
私は息子に同級生のことや学校生活について話します。
Junior always asks me, “Daddy, did you work hard at school?”
ジュニアはいつでも私に訊ねます。「父ちゃん、学校では一所懸命に勉強したかい?」
And I always answer yes.
それで、私はいつでも、はい、と答えます。
Then he often says, “School is important.
それから息子はしばしば言います。「学校ってものは大事だよ。
There is so much to learn.
学ばなければならないことはたくさんある。
I’m proud of you.”
ぼくは父ちゃんのことを誇りに思うよ」
4.3
In my living room, I have sacks {full of birthday cards {written mostly by schoolchildren}}.
居間には、ほとんどが小学生が書いたバースデーカードで一杯の袋があります。
There are even more sacks in my bedroom.
寝室にはさらにもっと多くの袋があります。
They’re mostly from schoolchildren.
それらはたいてい小学生からのものです。
I save them.
私はそれらを取ってあるんです。
Some people like to read them when they come over.
うちに来るとそれら[=私宛のバースデーカード]を読むのが好きな人もいます。
4.4
People probably knew [o it was my birthday] because they read all the cards.
みんなはたぶん、カードをすべて読んだから、私の誕生日だってことを知っていたんじゃないかな?
SBeing able to read them is the best part for me.
それらを読むことができるということは、私にとって最良の部分です。
After all, I couldn’t do that on my other ninety-eight birthdays.
結局、私はそれまでの98回の誕生日には、そんなことをすることができなかったのです。
2 件のコメント:
People often ask, “Why didn’t you go back to school earlier?”
earlierが抜けていますね。
匿名さん(2012年8月15日)へ
ご指摘、ありがとう。
早速、訂正しておきました。
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