(-1)×(-1) = 1
を証明するのに必要な知識は分配法則
だけです。a(b+c) = ab+ac ……分配法則
初めて分配法則を目にしたときには、「法則」というほどのものなのだろうか、きわめて自明で「当たり前すぎる」と思った人も多いのではないでしょうか。
つぎの計算をしてみましょう。
(-1){(-1)+1} = ?
計算で工夫のできる人は、
(-1){(-1)+1} = ?
の
{(-1)+1}
に着目して、
{(-1)+1} = 0
であり、0に何をかけても答えは0であると考え、瞬時につぎの計算を行なうでしょう。
(-1){(-1)+1}
= (-1)×0
= 0
(-1){(-1)+1} = 0
さて、ここで、分配法則を当てはめて、式を展開してみましょう。
すると、(-1){(-1)+1} = 0はこうなります。
(-1)×(-1)+(-1)×1 = 0
そして、(-1)×(-1)+(-1)×1 = 0のうちの、(-1)×1の部分だけを計算します。
(-1)×(-1)+(-1) = 0
(-1)を右辺へ移項させましょう。まず、両辺に+1を加えます。
(-1)×(-1)+(-1)+1 = 0+1
(-1)+1 = 0であり、0+1 = 1なので、つぎのようになります。
(-1)×(-1) = 1
これで数学的に証明できました。
6 件のコメント:
おもしろい!
確かに!!
しかし、難しいっ
(-1) x 1 = -1 を使ってますね。
別に
(-1)×1=1
は使っても問題ないでしょう…
(-1)×1=1は問題です
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